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3月1日はウェールズの守護聖人、聖デイビッド(St.David)をお祝いする、セント・デイビッドデー(St.David's Day)というウェールズの記念日です。
祝日ではありませんが、ウェールズ人にとっては特別な1日です。
▪️ウェールズの守護聖人、聖デイビッド
聖デイビッド、ウェールズ語でDewi Santはウェールズで生まれ、キリスト教の修道士として、ウェールズ各地での布教活動と修道院建設に貢献しました。
晩年にはウェールズの最南西端の故郷に活動拠点となる修道院を建設。そこは現在、セント・デイビッド(St.David's)と呼ばれる市で修道院は聖デイビッド大聖堂になっています。
彼は589年3月1日に亡くなり、遺体は聖堂内に埋葬されました。
その後、1120年にローマ教皇からウェールズの守護聖人、聖デイビッドとして認定され、彼の命日である3月1日はウェールズの記念日となりました。
▪️ウェールズのシンボル ネギと水仙
セント・デイビッドデーにはウェールズのシンボル、リークと呼ばれる西洋ネギや黄色の水仙の飾りを多くの人が身につけます。
その理由は聖デイビッドがサクソン族と争っていたウェールズ兵士に区別をつけるため、ヘルメットにリークをつけるようアドバイスをしたからだとか……?
また、水仙はこの時期になるとウェールズのいたるところで見ることができます。
子供たちは学校でウェールズの民族衣装をきて歌を歌ったり、首都のカーディフをはじめ、多くの都市や町でパレードやコンサートが行われます。
そして、各家庭では水仙を飾り、ネギのスープやラム肉などの伝統的なウェールズ料理でこの記念日をお祝いします。
Dydd Gwel Dewi Sant Hapus!
Happy Saint David's Day!
ハッピー セント・デイビッドデー!