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Bonjour こんにちは!
パリで一番美しい、貴族にまつわる広場をご紹介します。
パリには5つ、君主制時代の名残のある広場があります。そのなかでももっとも古く、もっとも美しいのがここ、Place Vosges ヴォージュ広場です。
広場の中心には公園があり、ルイ13世様式の館が公園を取り囲んでいます。ほぼ正方形に設計されており、建物の高さも一律。時が止まっているかのように美しい場所です。
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1612年アンリ4世が建設を命じましたが、残念ながら完成時には亡くなっていました。ルイ13世時代、パレロワイヤルという名で完成しました。オーストリアから来たアンヌとの結婚を祝いや、戴冠した場でもあります。
▲広場の中心にあるルイ13世の彫像。実はこの彫像は2代目。1代目はフランス革命の時に破壊されてしまいました。
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1800年に現在のヴォージュ広場と名前が変わり、周囲を囲む貴族の館もつぎつぎと博物館や美術館へ変貌を遂げました。ここからほど近いピカソ美術館もそのひとつです。
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それぞれ9つの館が四面、正方形に計36館が立ち並んでいます。北の王妃の館と南の王の館のほかはすべて同じ高さに設えてあり、まさにフランス式庭園の考えが息づいています。
赤と白のレンガ、そして青いスレートぶきの屋根。今まで数々の作家がここに滞在し、たくさんの作品が生まれました。
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角にある建物もそのひとつ。
「ノートルダムの鐘」や「レ・ミゼラブル」の作者で有名なビクトル・ユゴー(Victor Hugo)が1832年から1848年まで住んでいました。1902年、生誕100年を祝って孫のジャンヌ・ユゴーによって、ビクトル・ユゴーの家という名で博物館となりました(※2020年現在改装工事中のため6月に再オープン予定)。
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■Maison deVictor Hugo
・住所: 6 place des Vosges 75004
・アクセス: メトロ1、5、8番線 Bastille駅
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建てられた当時、この公園はこの館に住む貴族とブルジョワの人々だけが愛でることを許された場でした。現在は皆にひらかれたパリジャンたちの憩いの場となっています。
博物館になっていない部分は、現在アートギャラリーや老舗紅茶店、3つ星レストランや5つ星ホテルに変貌しています。
この景色から当時に想いを馳せ、優雅な午後を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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■ヴォージュ広場 Place des Vosges
・住所: Place des Vosges, 75004 Paris
・アクセス: メトロ8番線「Chemin vert」駅徒歩5分/メトロ9番線「Sully-Morland」駅徒歩7分/メトロ5または8番線「Bastille」駅徒歩6分