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日本のデパートと比べると便利さには欠けますが、イタリアにもいくつかの都市にデパートなるものが存在します。イタリアでは、餅は餅屋。昔ながらの個人商店を大切にする風潮がまだまだ存在しますが、やはり時代とともに便利さを追求することは否めません。旅先や、時間のない時、逆に探し物があるわけではないけれど、ショッピングを楽しみたい時、そして外国からの観光客の方には、昼休みのないデパートや複合商業施設は重宝するでしょう。
そんなイタリア、ミラノ大聖堂の横にもあるデパート "Rinascente" リナッシェンテ。数ヵ月前に改装を終え、1階にはサロンをオープンして間もないトリノ リナシェンテより、お知らせが届いた。内容は「全国のリナシェンテは、2020年4月3日まで休館になります」とのこと。「事態が好転し、早めにオープンできることを祈って」という後書きが印象的だった。
追記:
3月11日 コンテ首相は記者会見を行い,新型コロナウイルス感染拡大を防止するため,全国で,3月12日から生活必需品の販売店,薬局,ドラッグストアを除く全ての商業及び小売り販売活動の休止を発表しました。
食料品,生活必需品の販売店や薬局及びスーパーマーケットを除く,全ての商業及び小売り販売活動の休止を規定する。つまり,スーパーマーケットに食料品を買いに走る必要はない。しかし,店舗,喫茶店,パブ,レストランは,宅配サービスできる可能性を残して休業する。
公共交通機関,公益に資するサービス,銀行・郵便・金融・保険サービス,その他活動を続ける分野が正しく機能するために必要な、生活に不可欠な公共サービスは保証されている。保健衛生の規則を守る限り,農業・畜産業・農産品加工業及びこれらの業者に物品・サービスを提供する流通業の継続も保証されている。基本となる規則は変わらない。
国民の移動は,仕事上,健康上あるいは買い物といった必要な理由に制限しなければならない。こちらの期限は2020年3月25日まで。
追記:期限が、復活祭後の4月13日まで延長されました。 (2020年4月1日現在)