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新型コロナウイルス感染症に関する韓国の状況

なかしまかずえ

なかしまかずえ

韓国特派員

更新日
2020年3月19日
公開日
2020年3月19日
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中国武漢から発生した新型コロナウイルス感染症が、現在世界的に大流行しています。

日本同様、韓国も隣国中国との交流が盛んなこともあり、韓国で最初の感染者が2020年1月20日に確認され(中国人女性)、次いで24日に武漢に渡航した韓国人男性の感染者が確認されました。約1ヵ月ほどは大きな変化はなかったものの、2月18日に見つかった31番目の感染者が参加した大邱での礼拝参加者を中心に1日で最大700名の感染者が確認され、緊急事態となりました。感染拡大を防止するために、韓国内では3月2日から始まる予定だった小中高大学の新学期開始延期をはじめ、幼稚園の休園や集会や日曜の礼拝が自粛されました。4月15日には国会議員選挙が行われますが、その選挙運動も電話やSNSなどを中心に行われているようです。

海外からの入国規制については、2月4日に中国を中心とした外国人入国制限措置が出されたあと、3月9日には追加で日本を中心とした外国人入国制限措置が出され、WHOによりパンデミック宣言がなされてからは規制国家がさらに追加され、3月18日付で95の国と地域に入国禁止措置が取られています。

*日本の出入国に関しては、別途にご紹介します。

保健福祉部による2020年3月19日0時の時点の韓国国内の感染者は、8565名(そのうち、大邱での感染者は6241名、ソウルは282名)で、死亡者は91名、隔離中が6527名、隔離解除が1947名となっています。

新しく、大邱の医療機関を中心に100名を超える感染者が確認されていたり、外国からの帰国者による感染者が確認されているので、まだまだ油断できない状況です。

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉

海外に渡航する場合は、渡航先、経由先の国がビザ発給や入国の制限をしていないか必ずご確認ください。状況、環境は日々変化しますので予告なしに入国制限などが実施されることも予想されます。最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。

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