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イギリスの春を知らせる花「ブルーベル」& 妖精が住む「ブルーベルの森」

June

June

イギリス特派員

更新日
2020年5月18日
公開日
2020年5月18日
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【イングリッシュ・ブルーベルの森】(ナショナル・トラスト提供)・URL: https://youtu.be/hT9CHTEeR6I

■ ウェールズの「ブルーベル・ウォーク」おすすめスポット

ブルーベルの森を散策することをイギリスでは「ブルーベル・ウォーク」といい、日本人がお花見に行くようにイギリス人は春になるとブルーベル・ウォークに出かけます。

ウェールズには観光もかねて、ブルーベル・ウォークを楽しめる"おすすめのスポット"がありますのでご紹介します。

ブルーベルの開花期間は2週間程ですが桜同様、その年の気候や場所によって、開花時期が異なるため、お訪ねの際にはウェブサイトなどで開花状況をご確認ください。

イングランドとの国境に近い北ウェールズにある14世紀初めに建てられたチャーク城は十数年程前まで邸宅として使用されていたため、城内は中世そのままの部分も残っていて見応えがあります。

ブルーベル・ウォークは敷地内にある約2kmの散策道でお楽しみいただけます。

近くにはナローボートが行き交う「チャーク水路橋」や世界遺産「ポントカサステ水路橋」など、見どころも多くおすすめです。

現在はナショナル・トラストが管理・運営を行っています。

【Chirk Castle】・住所: Chirk, Wrexkam LL14 5AF・URL: http://www.nationaltrust.org.uk/chirk-castle

ウェールズで最も美しいと称されるコッホ城はウェールズの首都カーディフから9kmほど北にあります。

コッホはウェールズ語で赤を意味し、13世紀に建てられた際、赤い砂岩で出来ていたことから「赤い城」と名付けられました。

現在のコッホ城は19世紀後半に再建されたものですが、古城の多いウェールズでも珍しいタイプのおとぎ話に出てくるようなかわいいお城です。

ブルーベル・ウォークはコッホ城の北にある「ファウルの森(Fforest Fawr)」へと続くふたつの散策道、ヘンリー卿のトレイル(Sir Henry's Trail / 3.72km)またはバージズウェイ(Burges' Way / 1.12km)でお楽しみいただけます。

コッホ城は現在、ウェールズ政府関係機関カドゥーが運営・管理していますが、ファウルの森はウッドランド・トラストが保護活動に取り組んでいます。

【Castell Coch】・住所: Cardiff CF15 7JS・URL: https://cadw.gov.wales/visit/places-to-visit/castell-coch

旅行に出かけられない日々が続いていますが、ご紹介したバーチャルなどで「イギリスの春」をお楽しみいただけたらと思います。

皆さまもお身体に気をつけてお過ごしください。

All text & photos by Junko Cannon

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