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カンヌ国際映画祭が、2020年6月3日、オフィシャル・セレクションの発表を行いました。例年であれば「コンペティション」「ある視点」「短編」といった部門に分かれて発表されますが、今年は新型コロナウイルスの影響でカンヌでの開催は断念。「オフィシャル・セレクション2020」として56本が選ばれました。
また最高賞である「パルムドール」の選出は見送られました。同賞の見送りが行われたのは、1968年にフランスで起きた大規模デモ「五月革命」以来です。
▲過去の映画祭の様子
日本からは、オフィシャル・セレクション2020に河瀬直美監督『朝が来る』、深田晃司監督『本気のしるし 劇場版』、宮崎吾朗監督『アーヤと魔女』の3作品が入選しました。
詳しくは、映画祭がウェブサイトで発表しているお知らせ「The films of the Official Selection 2020」、もしくは日本の大手マスコミの方々も報じられているため、そちらを参考にしていただければと思うのですが、2020年の今年は審査や受賞は行わず、オフィシャル・セレクションには「カンヌ2020」のラベルを付与。上映は、今後開かれる各国の映画祭などになる予定です。
仕方ないとはいえ、いつもどおりの開催ができなかったのは本当に残念……。来年は無事開催されますように。再び来年は、昨年までのように現地から様子をお伝えしたいと思います。