キーワードで検索
2020年3月17日から始まった自宅待機令はそのまま現状維持が続くものの、徐々に経済復帰に向けて進んでいるサンフランシスコ。6月1日からは、フェーズ2aに入り、徐々にロックダウンから規制が緩く変わりつつあります。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
いよいよ来週からレストランでの飲食が可能に!
5月28日のプレコンで発表された今後のサンフランシスコの経済復帰プラン。建設業などが始まった「フェーズ1」から、店舗がオープンする次の段階「フェーズ2」は3つに事細かく分類されて段階的に進んでいく予定です。
まずはじめの一歩となるフェーズ2aがスタートしたのが、6月1日。託児所や屋外美術館、博物館、植物園などが再開しました。続いてフェーズ2bが始まるのが6月15日。ただし例外として6月12日からレストランは屋外であれば、食事も可能となります!
市内のレストランは屋外スペースの確保が難しいのが現状ですが、歩道を利用して営業することは可能。ほかにも、屋内にある店舗の利用、工場や製造業、一般のオフィス業務、屋外ジムやクラス、小さな集会、緊急でない医療外来などの再開が認められます。
テレワークができる会社はそのまま続行となりますが、フェーズ2bからは正式にオフィスに通勤も可能なので、朝や夕方は交通量も増えることとなりそうです。これにともない駐車違反の取り締まりもはじまります。
今週のサンフランシスコの様子
今週のサンフランシスコは、フェーズ2の段階に入ったものの、営業再開を認められた職種が限定されていたため、交通量などに大きな変化はありませんでした。先週からマスク着用令がさらに厳しくなったことを受け、ほぼ全員がマスクを着けて外出している印象です。
先週は連日のように市内で行われていたデモ活動も、今週は静かです。12日を過ぎた時点で本格的な経済復帰がはじまるため、今後徐々に以前のようなにぎやかさが戻ってくると思われます。
最後に
2020年6月11日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は2840人、死者数は44人。先週の感染者数2437人、死者数40人から、今週は感染者数が403人も増加しています。(先週の増加数は239人)経済活動が再開すると同時に感染の数も増加傾向になってくるのと、先週盛んに行われたデモ活動が要因。
この増加数によって新たなフェーズに進む日程も変わってくるため、今まで以上に注意される要素となりそうです。