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先日カザンラクを訪れた際、バラ祭りは中止でしたがそのぶん行ってみたかった博物館を訪れることができました。
私はブルガリアに渡航する前にメディカルアロマの勉強をしてアロマセラピーの資格を取得。
ヨーロッパでは民間療法として親しまれているアロマセラピーを生活に取り入れています。
そんなわけでもともとアロマにはかなり興味があったので、カザンラクにあるMuseum of Essential Oilsというところに行ってきました!
エッセンシャルオイルとはアロマ精油(いわゆるアロマオイル)のこと。
公式ウェブサイトを見てみると"the world's only 'Museum of Essential oils'"(世界で唯一のエッセンシャルオイル博物館)と書かれています!
本当に世界で唯一なのかどうかは定かではありませんが、アロマセラピーに興味がある方には自信を持っておすすめできる場所でした♪
Museum of Essential Oilsとは?
Museum of Essential Oilsは、カザンラク中心部から車で10分程度の場所にある小さな博物館。
2018年に博物館としてオープンしましたが、もとはこの博物館のある敷地はアロマオイルの研究施設として昔から使われていて、現在は博物館エリアと研究所エリアに分けられています。
博物館の建物自体が1907年に建てられたもので歴史の重みを感じます。
建物は外観からして3階建ての建物のようですが、実際博物館として見学できる内部施設は地下のみです。
Museum of Essential Oilsの見学ツアー
博物館に到着したものの、門には鍵はかかっていないけれど半分くらい閉まっていて、入っていいのか悩んでしまいました。
ただ、門から覗き込んでいたら写真右奥に見えるログハウスのような場所(受付)から女性が招き入れてくれたので、無事に入館!
受付の方が見学ツアーをしてくれるとのことなので、案内してもらいました。
入場料は大人6Lev(日本円で約400円程度)、6歳以下の子供は無料です。
受付の方は英語は苦手とのことでしたが、とてもわかりやすい説明でわが家の子供たちにも優しく笑顔で接してくれたこともあり、ゆったりした気分で見学をすることができました。
ツアーの最初は庭と建物の外観の説明から入ります。
博物館の入口を入るとすぐ左手に小さな庭が広がっていてそこには庭にはラベンダー、カモミール、ヘリクリサムなどアロマオイルの原料となる植物が植えられていました。
庭にはローズオイルの原料となるダマスクローズ・アルバローズもあり、その場では花を摘み取って、ひとつずつプレゼントしてくれました。
ピンク色がダマスクローズ、白がアルバローズです。
このローズはドライフラワーにしても香りがしっかり残るほど!
わが家では今でもリビングにほんのりバラのいい香りがしています♪
そのあと少し進むと、伝統的なローズオイル抽出の器材やブルガリアの伝統衣装などが展示してありました。
建物の裏をぐるっと回って、地下へと降りる階段へ。
地下1階はワンフロアすべてが博物館用の施設となっています。
館内はアロマオイルの抽出方法、各植物の説明、そして実際のアロマオイルの色と香りを体感するコーナーに分かれています。
ブルガリア語だけでなく英語の説明もあり、実際のドライフラワーとアロマオイルが展示されているので言葉がわからなくても十分に香りや見た目で楽しむことができました。
最後にはお土産物コーナーがあり、アロマオイル(エッセンシャルオイル)はもちろん、バラジャムやバラ蜂蜜、バラの紅茶やスキンケア商品も各種取り揃えてあります。
Museum of Essential Oilsのおすすめ時期&アクセス
この博物館は、内部の展示自体はあまり大きくありませんが、最大の魅力は
・アロマオイルのもととなる植物&その植物を乾かした状態を見ることができる
・実際に生成されたアロマオイルの色を見たり、匂いを嗅いだりできる
といった体験ができる点。
そのため、庭に植物が咲き誇る時期に行くことを強くおすすめします!
具体的には5月中旬〜6月中旬頃がベストシーズンです。
ただ実際の植物が咲いているところは見られなかったとしても、内部展示も十分魅力的なのでもしカザンラクに行かれる際にはぜひ訪れてみてください♪
■Museum of Essential Oils(エッセンシャルオイル博物館)
・所在地: Blvd.Osvobozhdenie49, Kazanlak 6100,Bulgaria
・アクセス: カザンラク中心部より車orタクシーで10分
・営業時間: 9:00~19:00
・休館日: なし
・電話番号: +359897008808