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ブエノスアイレス在住根路銘パウラさんは3歳の娘さんの幼稚園が2020年3月16日からの全国学校閉鎖で休園となり、隔離生活でもうすぐ3ヵ月目で家の中で毎日元気すぎて困っているそうです。
しかしながら、一番の味方は折り紙。アルゼンチン生まれのパウラさんも子供のときから遊びのひとつとして折り紙に親しみ、特に雨の日に折り紙で舟を折って、道が水浸しになったところに折り紙の舟を浮かせて遊んでいました。
それが高じて KAMI という名前で折り紙とアクセサリーをミックスした作品と商品を販売しています。折り紙のところはコーティングされ、きれいにアクセサリーになりますし、ピアスやネックレスなどかわいいです。
パウラさんは日系三世になります。沖縄の那覇市から1950年代にアルゼンチンに移住しました。
おじいさんは軍人で、おばあさんは看護師だったそうですが、そのあと当時花形職業だったスペイン語ではTINTORERIAティントレリアという一般的にはこちらの人たちはせんたくや洗濯屋という、クリーニング店を経営しました。その後、パウラさんのお母さんが生まれ……またパウラさんのように三世になるともうアルゼンチンの大学に行き、専門の勉強で、リハビリ療養士の仕事をしています。
しかしながら、昔から折り紙が大好きで、ORIGAMI NIKKEI (https://www.instagram.com/origaminikkei/)という 日系折り紙研究会で仲間と出会い、起業家として多くのインスピレーションを得て少しずつ、日系のお祭りだけではなくエコな素材をよく売るアクセサリー店などに出店して徐々に売り上げを伸ばしていた矢先にこの新型コロナウイルスで人々が出かけられなくなり、イベントもなくなりました。
しかしながらインスタなどで発信したり、少しずつ配達販売を行っています。
https://www.instagram.com/kami.artcraft/
それから出かけられないけれども食べることは重要! アルゼンチンのおいしいものを小さな娘さんの遊びに取り入れながら家族一緒に作って、3月20日から、このもうすぐ3ヵ月に及ぶ外出制限隔離生活 を乗り越えているそうです。今は先週から週末だけ出かけることが可能にはなりましたが、やはり小さいし怖いのと、さらに親が感染したら、この子の面倒は誰がみるのーということでできるだけ出かけない生活を変わらず送っているそうです。
エンパナダ(ミートパイ)
アサードというバーベキュー これ家族三人分……(もちろんあとでもまた食べるんでしょうが……)
ロクロという郷土煮込み料理。普段は子供に仕事に忙しいのですが、今年の2020年5月25日革命記念日はゆっくり1日かけて煮込んだそうです。
パスリートという揚げパイ、中に花梨(かりん)ジャム
2020年6月14日アルゼンチンの本日の感染者は1282人、死亡は18人
累計患者は 3万1577人、累計死者数は833人でした。