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古き良きベルエポックのサロンドテ Le Valentin

HIROMI

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東京特派員

更新日
2020年6月22日
公開日
2020年6月22日
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Bonjour こんにちは!

今日は19世紀のパサージュの中にあるサロンドテsalon de thé をご紹介します。

「Le Valentin」ル・ヴァランタン

1837年に建設されたパッサージュ・ジュフロワ Passage Jouffroyの中にあり、まるでタイムスリップしたかのような気持ちになれます。

通りを挟んだパサージュ・パノラマ Passage des Panoramasと合わせて、ベルエポック Belle époque の雰囲気を楽しむのがおすすめの散歩コースです。

それ以前の石造りから鉄とガラスを使った建築が流行った頃の建築のため、天井はアーケードになっています(1987年改築)おかげで現在でも19世紀の雰囲気に浸ることができます。

店頭にいらしたオディールさんにお話を伺いました。

「いちばん好きなケーキ? 決められないわ、毎日その日の気分で変わっちゃうから。でもそうね、お客さんにはモンブランがいちばん人気かしら」とのことでした。

お店が開いて25年。

創業当初からパリジャンにも観光客にも人気のスポットとなっています。

どれもフランスの伝統的なレシピで、毎日10種類ほど、店内で手作りされるケーキはどれも絶品。

日によってケーキのラインアップは異なりますが、大人気のモンブランは常時あるそうです。

道行く人も思わず足を止める雰囲気のいいサロンドテ。

居心地がよく、ひと休みのつもりがついつい長居してしまうこともしばしば。

店内ではダマンフレール Damman frères の紅茶を、なんと40種類もの中から選ぶことが可能。

鉄瓶で提供されます。

ケーキを注文する際は一つひとつていねいに説明してくれます。

私はプラリネされたビスキュイ生地とショコラとオレンジのマーマレードのガナッシュが、ショコラ・ノワールで包まれたプティクールpetit cœur 「小さなハート」にしました。

見た目もとっても美しい!

オディールさんのおすすめでダマンフレールのオレンジの風味の紅茶、orange sanguine を合わせました。

ケーキ類のほかにも夏季にはアイスクリームワゴン、冬季は自家製ショコラショーが人気。

またお持ち帰り用にチョコレートを選んでコフレに詰めてもらうこともできます。

お昼には軽食やランチをいただくこともできます。

シンプルなオムレツ(€8。プラス€1でハムかチーズをトッピングすることも)やキッシュ(自家製ミニサラダ付き。€11.5)、自家製のクロックムッシュ(€11.5)など。

伝統的でありながら洗練されたガトーを味わえる、すてきなサロンドテでした。

■Le Valentin ル・ヴァランタン

・住所: 30 Passage Jouffroy, 75009

・行き方: メトロ8または9番線 Grands Boulevards駅徒歩3分

・営業時間: 月曜〜日曜 8:30〜19:00

◆平均予算

・ケーキ€6から

・紅茶€5.3から

・軽食は€10から€15ほど

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