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Suet Mae! (シュマイ!こんにちは!)
現在もロックダウンが続けられているウェールズですが、2020年6月19日、ウェールズ政府は新たな緩和政策を発表。
イングランドから遅れること1週間、6月22日(月)より、ウェールズでも小売店の営業が再開されます。
■ 小売店は3ヵ月ぶりの営業再開!
イギリスでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月から食料品や生活必需品以外の小売店は営業を停止していましたが、イングランドが15日より、すべての小売店の営業を再開。
ウェールズでも今回の発表により、3ヵ月ぶりに小売店の営業が再開されることになりました。
ただし、各店は顧客や従業員の安全を守るため、衛生管理の徹底や入店人数の制限など、ウェールズ政府が定めたガイドラインに従っての営業となります。
また、パブやレストランなどの飲食店は規制が継続されるため、併設のカフェなどは休業のままとなります。
■ 学校は6月29日より登校再開!
ウェールズ政府は6月29日より、すべての児童や生徒が登校できるようになることを発表。
各学校では小売店同様、政府のガイドラインに従って、受け入れの準備が進められるとのことです。
■ 「ステイ・ローカル(Stay Local)」の外出制限は継続
ウェールズでは現在も自宅から5マイル(約8km)圏内の外出制限が続けられていますが、今回の緩和政策における制限の解除は見送られました。
引き続き、ウェールズでは「ステイ・ローカル」が義務づけられます。
ただし、特別養護老人ホームや青少年犯罪者施設などでサポートを受けている家族を見舞うための外出に関しては施設側の許可がある場合に限り、可能となりました。
この外出制限継続によって、ウェールズの観光地や景観地区は閉鎖されたままとなるため、ウェールズ政府は再度、イングランドや他の地域の人々に対し、ウェールズへの訪問は控えるよう注意を促しました。
■ 今後のウェールズの緩和政策について
今回の会見でマーク・ドレイクフォード首席大臣は「新型コロナウイルスの脅威はなくなっていないが、この数ヵ月にわたる国民全員の努力により、ウェールズでの感染者数は減少し、感染のリスクも減っている」と述べ、「一定の条件をクリアすれば、7月6日には現行の外出制限は緩和され、ウェールズ国内の移動が可能になるだろう」と明言しました。
そして、「新型コロナウイルスの蔓延を遅らせたのはウェールズのすべての人の努力によるものだが、これで止めることはできない。今後も私たちは自分自身と愛する人たちを守り、ウェールズを安全に保つためにできる限りのことをする必要がある」と国民に理解と協力を求めました。
ウェールズの"ステイ・ローカル"は、もうしばらく続きますが、穏やかな気持ちで家族と過ごしたいと思います。
皆さまもどうか健康と安全を第一にお過ごしください。
All text & photo by Junko Cannon