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Suet Mae!(シュマイ!こんにちは!)
"ステイ・ローカル"をスローガンに不要不急の外出は「自宅から5マイル(約8km)圏内」と厳しい規制が続けられてきたウェールズですが、7月6日から、この外出規制が解除されます。
ウェールズ自治政府の新たな緩和措置
7月3日、マーク・ドレイクフォード首席大臣はウェールズ国民に対し、会見で現行の外出規制の解除と今後の指針を発表しました。
イギリスが3月23日にロックダウン(都市封鎖)を開始して以来、ウェールズでは15週間ぶりの外出規制解除となり、ウェールズの人々もようやく、地元以外の場所への移動や訪問が可能となります。
ただし、ウェールズ自治政府は今後も引き続き、社会的距離の確保と手洗いなどの衛生管理を各自、徹底する必要があり、訪問する場所やコミュニティーのルールは尊重しなければならないとし、駐車場やゴミの処理等で地元住民の生活や健康を脅かす行為はしないよう注意を促しました。
また、外出や旅行の制限はされなくなるものの、ウェールズの休暇施設(ホリデーコテージやキャンプサイト等)は休業措置が継続され、セルフケータリングの宿泊施設のみ、7月11日の営業再開に向けて準備が進められているとし、パブやレストランの屋外での営業も7月13日に再開予定であることを公表しました。
5月中旬から外出規制が解除されていたイングランドでは7月4日、パブやレストラン、美容院や映画館の営業が再開され、7月10日からは渡航制限緩和(日本を含む、一部海外からの入国者に対する14日間の自主隔離が不要となる)も始まります。
各国で独自の政策が行われているため、足並みが揃っていないと時折、揶揄されるイギリスですが、先日、ジョンソン首相が会見で「誰もが責任ある行動を取る必要があり、これまでの努力で進展してきた状況を後退させることがないよう、"安全に夏を楽しもう"」と全国民に呼びかけました。
イングランドにかなり遅れを取っていることもあり、ウェールズの人々にとっては待ちに待ったロックダウンの解除ですが、今後の感染状況次第では再ロックダウンもあり得ること。
これからも焦らず、感染予防も怠らず、"安全に夏を楽しみたい"と思います。
皆様もどうか健康に気をつけて、安全にお過ごしください。
会見内容や詳細はウェールズ自治政府の公式ウェブサイトをご参照ください。
画像提供:ウェールズ自治政府公式ウェブサイト(All images source : www.gov.wales)