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2020年6月15日から屋内店舗や屋外での食事が可能になったサンフランシスコ。6月29日から新しいステップとして美容院やネイルサロン、屋内美術館などの営業が再開する予定でしたが、カリフォルニア州全体で感染者数が増加している事態を受けてこの試みが延期となりました。今週1週間のサンフランシスコの様子をレポートします。
サンフランシスコ市長が感染テストを受診!
7月8日に、サンフランシスコ市長であるロンドン・ブリード氏がツイッターを通して、感染テストを受診したことを発表しました。これは、最近市長が参加したイベントの場に、これは陽性判定を受けた人が居合わせたことが発覚したため。
今後10日間は、公共のイベントなどに参加するのを取りやめると発表しています。この検査結果については、数日内に報告される予定です。
感染増加が止まらないカリフォルニア州
先週もお伝えしたように、カリフォルニア州の感染の増加が問題になっています。6月中旬までは、1日における感染者数は3000人前後と安定していたものの、後半になってから4000人前後に増え6月30日の時点で史上最多の7939人を記録。今週はさらに7月8日の時点で、これを上回る9500人という数が報告されています。
ワールド・メーターズの報告によると、ここ1週間の平均新規感染者数は、8060人。かなりのスピードで感染者数が伸びており、まだ減少する気配はありません。
サンフランシスコも同じく新規感染者数が増加
2月25日に、全米で先駆けて感染者数が0の時点で、非常事態宣言を発令、加えて3月17日から自宅待機令をはじめるなど、先駆けた取り組みが功を奏していたサンフランシスコ。これまでは好調でしたが、ここにきて新規感染者数の増加が見受けられるようになりました。
特に7月に入ってからは、新規感染者数の平均は70人前後に。6月下旬からの増加が特に目立っています。またサンフランシスコ近郊のナパ郡やマリーン郡が、州の警戒地域に指定されたことを受け、市は7月7日に会見を開き、7月13日に予定をしていた屋内レストランの営業を延期すると発表しました。新たな日付は今週末までの感染者数を見ながら決定する、とのこと。
まだまだレストランで食事をしたり、散髪に行くことが難しい状態です。
サンフランシスコ市内の様子
今週は独立記念日の週末があったせいか、週末は人通りが少ない印象でした。レストランでテイクアウトし、公園で食事をするほか、一般道路を歩行者専用にする「スローストリート」や、壁画アーティスト・フィンチのハニーベア探しが一般市民の楽しみとなっています。
マスク着用に関しては、大多数の人が外出の際は規則を守り、きちんを顔を覆っている印象です。
最後に
このコラムを書いている7月9日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は4145人、死者数50人。先週の感染者数3719人、死者数50人に比べて、426人の増加となっています。
先週と同じく400人前後の増加が続いており、来週の新規感染者数が気になるところ。引き続きレポートします。