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2020年6月4日、ベラージオホテルが2ヵ月半ぶりに営業を再開しました。ラスベガスのあるネバダ州では、経済活動再開へのプランが5月29日から第二段階に進んでいます。これにより、飲食業をはじめとした一部のビジネスが制限つきで再開となり、ストリップエリアのカジノホテルも少しずつオープンし始めているところです。
その皮切りとなったホテルのひとつ、ベラージオホテルでは、オープンと同時におなじみのボタニカルガーデン(室内庭園)で夏の展示がスタートしています。「ぜひ見に来てください!」と言いたいところですが、日本からこちらへお越しいただくのはまだ難しいので、せめて写真で楽しんでいただければと思い、ご紹介します。
(記事の最後で、ラスベガスでのマスク着用についてもお知らせしています)
ベラージオのボタニカルガーデンはラスベガスでしかできない体験ラスベガスに数ある無料アトラクションのなかでも、絶対に見逃してほしくないのが、ベラージオホテルにあるコンサバトリー&ボタニカルガーデン(室内庭園)。天井まで高さ15mほどの広々とした空間に、花や草木で作られた動物やオブジェ、トピアリーが展示されている温室のような場所です。
大阪城ふたたび~関西の魅力を伝える特別展
色とりどりの花々に囲まれた大阪城はベラージオならでは
お城のとなりには、桜の花の間を泳ぐ鯉のぼり。鯉のぼりをこんなふうに飾るのもいいなぁ
大阪城に向かって右側のガーデンには、那智の滝を背にした那智山青岸渡寺の三重塔の絶景が。
三重塔のてっぺんに結ばれている大きなリボン。これは西陣織の布を表しているのだそう。植物の種やスパイス、プリザーブドフラワーの花びらなどを使って、繊細で鮮やかな布地が表現されています。
本家の獅子殿は、神殿と獅子舞などが奉納される舞台なのだそうですが、この獅子殿は大きく開けられた獅子の口の中を通って、大阪城へ向かう通路になっています。
着物姿のキティちゃんは何で作られてる?もうひとつ見逃せないのが、アメリカでも人気のハローキティ。今年創業60周年を迎えたサンリオとのコラボで、巨大キティちゃん初登場となりました。
キティちゃんが遊ぶガーデンでは、奈良公園の鹿の親子と大きな蝶々のトピアリーも目を引きます。
鹿の体の表面を覆っているのは、米・大麦・フラックスシードやキヌアなどの穀物なのだとか。そして色鮮やかな蝶々の羽には、2000本のカーネーションが使われているのだそうです。
ソーシャルディスタンスを守ってゆったり楽しむのが今のスタイルボタニカルガーデンは、これまで2ヵ所の出入口から自由に出入りできましたが、現在は2ヵ所をそれぞれ入口専用、出口専用として人の流れをコントロールしています。入場人数の制限もあるため、入口では列に並び係員の指示を待って入場するようになりました。
もちろんガーデン内でも、周囲の人とは6フィート(1.8m)の距離を取ることが必要です(そのため以前に比べると人混みがなくなり、ゆっくりと見学できるようになったのがうれしいです)。
花や緑に囲まれてほっとひと息つけるのが、ベラージオのボタニカルガーデン。この「Japan Journey: Magical Kansai」の展示は、9月12日(土)までとなっています。
さて、現実に目を向ければ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大については、地球規模で予断を許さない状況が続いています。安全に安心して海外旅行ができるようになるにはしばらく時間がかかりますが、マスク着用・ソーシャルディスタンスを守って生活しながら、心置きなく旅に出られる日を待ちたいですね。
では皆さん、Stay safe!
追伸です! ラスベガスでのマスク着用義務についてアメリカでは、7月に入ってから1日の新規感染者数の記録がすでに7回更新されました。先週7月10日の新感染者数は6万6000人を超えています。*CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のデータによる
特に感染拡大が進んでいるのは経済活動を再開している南部や西部の州で、ネバダ州も含まれています。これを受けてネバダ州では、6月26日から公共の場所でのマスク着用が義務づけられています。旅行客も例外ではありません。ホテルやカジノ、レストラン、小売店などでも従業員はマスクやフェイスカバーを着けてサービスを行います。マスク着用のないお客さんに対してはサービスを提供することはできません。
マスクを着ける人が増えることで、感染拡大に少しでも歯止めがかかることを祈るばかりです。
■ベラージオ コンサバトリー & ボタニカル・ガーデンズ
(Bellagio Conservatory & Botanical Gardens)
・住所: 3600 Las Vegas Blvd S, Las Vegas, NV 89109
・営業時間: 毎日24時間オープン
・入場料: 無料(ホテルに宿泊していなくても入場できます)
・ボタニカルガーデンは、ホテル正面入口から入り、チェックインカウンターを左に見ながらまっすぐ進んだつきあたりです
季節ごとに変わるボタニカルガーデンの景色は、こちらでも見られます!