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猛暑が恋しいくらい、先々週から20度前後の気温が続いています。まるで初夏に戻ったような快適ながら少し肌寒い、朝夕は薄手のジャケットが必要な日々を過ごしています。
そして、雨が横なぐりに激しく降り、雷が鳴ったかと思えば、晴れ間がのぞき出すという、スウェーデンにおける夏の典型的な天気となっています。
土日になれば天気が崩れるという嫌な天気も繰り返しています。しかしながら、昨日、今日と日中は天気がよくなりました。昨日はちょうどストックホルムの町なかにいたので、雨上がりに写真をパチリ! 狙いどおり虹も出ていて、うれしい限りでした。雨上がりは太陽の輝きを一層強く感じ、とても清々しい午後20時過ぎでした。
さて、新型コロナの検査についてですが、7月7日のカロリンスカ大学病院の発表によれば、2020年6月15日に検査が開始されてから約3週間で、ストックホ県の人口約238万人の約4%にあたる10万5000人がPCRあるいは抗体の検査を受けたということです。週あたり約1万5000人の検査に対応するべく、新たに検査場所を設けたり、予約時間を延長したりと、今週から稼働力を上げているようです。
検査数の増加にともない、分析することにもかなりの時間を要していたのでしょう。抗体検査から1週間以上が経って、結果が来ました。
結果を待つのは、まるで試験結果を待つようなドキドキソワソワした気分でした。
気になる結果は、予想に反して陰性でした。3月末にかかった、病は果たして何だったのか気になって仕方がありません。
ただ、このときはまだ知らなかったのですが、たとえコロナに感染していても必ずしも抗体ができるわけではないということを最近のさまざまな研究結果のおかげで、のちに知ることになります。
カロリンスカ研究所およびカロリンスカ大学病院が7月1日に発表した研究結果によると、PCR検査で陽性かつ抗体検査で陰性の結果が出た被験者に対する調査から、軽症あるいは無症状だった場合、T細胞による免疫機能が大きな役割を果たしていたということがわかりました。
まだまだ謎の多い新型コロナですが、今後さらに解明され、一歩一歩着実に安心して旅行ができる世界になることを期待しています。