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旅行・観光の基本情報
スウェーデンの歩き方
スウェーデンは北欧のなかでもひときわ魅力的な国だ。広大な自然が広がる一方で、首都ストックホルムのような都会的な魅力も兼ね備えている。自然と都会の融合が絶妙なバランスを保つスウェーデンでは、夏は緑豊かな大地をハイキングし、冬は幻想的なオーロラを鑑賞することができる。さらに、スウェーデンのデザインや文化は、シンプルながらも洗練されており、家具やファッションに代表される独自の美意識が世界中から注目を集めている。また、フィーカというコーヒーブレイク文化や、伝統的なミートボール「ショットブラール」、サーモン料理など、グルメの面でも楽しめる要素が豊富だ。スウェーデンに訪れれば、自然、文化、デザイン、食事といった多彩な魅力が旅の記憶に刻まれるだろう。
スウェーデンの大自然は心を穏やかにしてくれる。北部のラップランドでは、白夜のもとで夏の短いハイキングシーズンを楽しんだり、冬には世界的に有名なアイスホテルに泊まるのも一興だ。また、森林浴ができる国立公園や、湖のほとりでのんびりと過ごすことができるキャンプ地も多い。都市の喧騒から離れて、自然の中でリラックスした時間を過ごせるのがスウェーデンの魅力だ。
スウェーデン北部は、オーロラ観測の聖地として知られている。特に、キルナやアビスコ国立公園周辺は、世界でも屈指のオーロラ観測スポットだ。冬の澄んだ空気と漆黒の夜空に舞う光のカーテンは、まるで別世界にいるかのような幻想的な体験を提供してくれる。オーロラを求めて極寒の地に足を踏み入れる旅は、人生で一度は経験してみたいものだ。
ストックホルムやヨーテボリのような都市部では、スウェーデン独自の文化とデザインに触れることができる。ストックホルムの旧市街、ガムラ・スタンでは中世の街並みが残り、モダンアートやデザインが集結する美術館も多い。また、家具のデザインやファッションにも見るべきものが多く、特に北欧デザインのシンプルで機能的な美しさは、スウェーデンならではだ。デザイン好きにはたまらない街歩きが待っている。
スウェーデン料理は、シンプルながらも素材の味を引き立てる工夫がされている。定番のミートボール「ショットブラール」はもちろん、鮭やニシンを使った料理も美味だ。さらに、スウェーデンのコーヒーブレイク「フィーカ」では、美味しいシナモンロールと共にコーヒーを楽しむことができる。食事を通じて、スウェーデンの文化を感じることができるはずだ。
ストックホルムは「北欧のヴェネツィア」とも呼ばれる水の都。市内のいたるところに水路があり、その風景は実に美しい。市内を走るボートツアーに参加すれば、ストックホルムの魅力を海から眺めることができる。クルーズでのんびりと時間を過ごしながら、都市の歴史や文化に触れることができるのは、ストックホルムならではの贅沢なひとときだ。
スウェーデン王国
約45万平方キロメートル
約1052万人
ストックホルム
福音ルーテル派が多くを占める
スウェーデン語
日本からスウェーデンへの直行便は、東京(成田)からストックホルムまでの便は運行しておらず、フィンランド・ヘルシンキまたはデンマーク・コペンハーゲン経由での乗り継ぎが一般的。ANAが2025年1月31日に、羽田空港からストックホルムへの直行便を運航開始する。
北欧諸国最大の面積をもつ国。国土の北部はラップランドと呼ばれる北極圏の地。国土の53%が森林で約9万以上の湖が点在し、バルト海に面して約2700kmもの海岸線が続く。南部のスコーネ地方だけが豊かな穀倉地帯になっている。沿岸を流れるメキシコ湾流のおかげで、緯度のわりには穏やかな気候。四季も比較的はっきりと分かれている。北極圏以北のラップランド地方では、夏には太陽の沈まない白夜になり、冬には太陽がまったく昇らない極夜となる。
以下は一般的な営業時間の目安。ストックホルムなど大都市のショップは日曜営業している店が多い。また7月には個人経営のレストランが長期休暇に入る場合もある。
中央ヨーロッパ時間(CET)を採用しており、時差は8時間。日本時間からマイナス8時間となる。サマータイムは3月最終日曜から10月最終日曜まで。この時期は1時間早くなり、時差は7時間になる。飛行機や列車など乗り遅れに注意しよう。
年によって異なる移動祝祭日に(※印)に注意。
料金にサービス料が含まれている場合がほとんどのため、チップの習慣はない。ホテルなどで大きな荷物を持ってもらうなど、特別な用事を頼んだときに、お礼として渡す程度。
ほとんどの場所で、水道水を飲むことができる。心配なら、キオスクやコンビニなどでミネラルウォーターを購入するといい。なお、ミネラルウォーターはほとんどが炭酸入り。
スウェーデンではほとんどの商品に12または25%の付加価値税(VAT)が課せられているが、EU加盟以外の国に住んでいる旅行者なら「TAX FREE」と表示のある店で1日1店舗につき200SEK以上の買い物をした場合、手続きをすれば付加価値税の最大約19%が払い戻される。
スウェーデンは比較的安全な国だが、観光地ではスリや置き引きに注意が必要だ。特にストックホルムやヨーテボリの繁華街や駅周辺では、観光客を狙った犯罪が報告されている。荷物は常に自分の目の届く範囲に置き、貴重品はホテルのセーフティボックスに預けることを推奨する。夜遅くの外出は避け、公共交通機関を利用する際も注意が必要だ。
飲酒・喫煙は18歳未満の場合は禁止されている。また、レンタカー会社によっては19歳や25歳以上などの制限を設けている場合もある。
日本と同じく、メートル法を採用している。重さもキログラム単位。