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外食産業や観光業にテコ入れする英政府、8月の月~水は外食がお得?

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2020年7月24日
公開日
2020年7月24日
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今もなお新型コロナウイルス感染の予防は続けなければいけませんが、経済への影響もますます深刻になってきたイギリス。特に観光業や外食産業などサービス業への打撃は計り知れません。

日本でもGO TOキャンペーンとして、国内の観光・外食産業などの需要喚起を促す支援策が始まりましたね。こちらイギリスでも去る2020年7月8日にリシ・スナク英財務相が、新型コロナウイルスで大打撃を受けている外食産業・ホテル・観光業などへの救済策を発表しました。

そのひとつが「Eat out to help out(外食して援助しよう)」と称されるキャンペーン。政府による雇用助長支援策に加盟しているお店で、8月中の月曜・火曜・水曜には食事とソフトドリンクの料金が50%割引になります。とはいえアルコール類に関しては割引が適用されず、またひとりあたりの割引額は最大£10となります。

またレストランやカフェ、パブでの食事やテイクアウェイ、ホテルなどの宿泊施設、映画館、テーマパーク、動物園などの娯楽施設では、料金に課されるVAT(Value Added Tax、付加価値税)が通常の20%から5%に引き下げられます。これはすでに7月15日から始まっており、半年間の施行予定につき翌2021年1月14日まで適用。15%分の差額を販売価格に反映させる企業も多くなりました。

この方策が功を奏するかどうかに関しては、しばらく様子見となりますが……利用する場合はマスク装着や手の消毒、ソーシャルディスタンスなどを十分注意して、安全に利用したいですね!

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