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皆さま、サワディーカー。
「タイと言えば、タイ・マッサージ!」と言われることがたまにありますよね。現在、タイ・古式マッサージ店も従来通り営業しているところが多いですが、タイ・マッサージへ行くのはちょっと不安だったり、時間に余裕がないという方におすすめしたいのがタイガーバームの商品です。タイ・古式マッサージ店では、ときどきサービスでタイガーバームなどの薬を塗ってもらえる場合がありますが(私の場合は、背中の凝りがひどいことがあり、そんなときマッサージ師によっては、日によっては、「薬を塗りましょうか?」と聞かれます)、タイガーバームの商品は、たいていタイ・バンコクにあるどこの薬局でも購入できるほど、よく目にする商品です。タイのお土産として購入する人もいますよね。
塗るタイプの商品はタイ製で、値段も手頃価格のミニサイズのもの(約17B~)からあります。筋肉のうずきや痛み、虫刺されによる腫れや炎症に使えるという説明があり、成分は以下のとおりです。
[成分]
ショウノウ 25.0%
ユーカリ油 13.7%
メントール 8.0%
丁子油 1.43%
湿布タイプの製品はシンガポール製。タイ・バンコクにある薬局で大々的に販売されているので、長い間、タイ製と思っていましたが、そのためか、少し割高な感じもしますが、貼っているだけで効果が感じられそうなので、わが家では一番よく購入して、使っている商品です。スポーツをしたあとや重い荷物を持ったあとなど、筋肉痛が感じられたり、心配になった身体部位に貼って使っています。サイズは一番小さいもので、7×10cm(湿布2枚入り)~あります。私は今回10×14cm(2枚入り)を、日系のフジスーパーのレジ近くの薬局で、約79バーツ購入しました。(上から2番目と3番目の写真は、後日7月30日に、Bootsという薬局(ドラッグストア)で撮影したものです)。
[タイガーバームの湿布の種類]
タイガーバームの湿布には2種類あり、どちらも「筋肉痛を和らげるためのもの」と記載されています。日本では、一般的にはスポーツ後、打撲や捻挫直後等、患部が腫れて熱を持っている状態であれば「冷湿布」、慢性的な肩こり等であれば「温湿布」を選ぶと言われているようですが、自分が気持ちよいと思うほうを選ぶとよいと解説する医師もいるようです(タイの薬局で、これらの使い分けについて、薬剤師さんも含め、数人に聞いてみましたが、期待したような解説は今のところ得られませんでした)。
タイガーバームの湿布の成分等を見てみると、違いは2ヵ所あります。ひとつ目の違いは有効成分で、温湿布には唐辛子エキスが含まれている点です。見た目に赤色等はありませんし、温湿布だからといって湿布が熱いわけでもなく、唐辛子エキスの効果なのか、保管状況によるものなのかは不明ですが、私の感覚では温湿布のほうが肌への吸着が強い感じがしました。効き目は温湿布のほうがありそうですが、個人的には冷湿布のつけ心地が好きです。
[タイガーバームの湿布100gに含まれる有効成分量]
冷湿布の「TIGER BALM MEDICATED PLASTER(タイガーバーム・プラスター)」:
ショウノウ 1.0g
ハッカ油 0.6g
ユーカリ油 0.5g
メントール 0.3g
温湿布の「TIGER BALM MEDICATED PLASTER-RD(タイガーバーム・プラスター(赤))」:
ショウノウ 1.0g
ハッカ油 0.6g
ユーカリ油 0.5g
メントール 0.3g
唐辛子エキス 0.2g
[タイガーバームの湿布の使用方法]
イラストもついています。冷湿布と温湿布ともに、1日に1回または2回、患部をきれいにして乾燥させた状態にしてから、湿布をあて、上から保護フィルムを装着します。温湿布は、冷湿布とのふたつ目の違いになりますが、入浴30分後~入浴1時間前までの使用にするよう追記があります(冷湿布も装着したまま入浴しないほうがよいと思うので、同様の説明があってもよさそうな気はするんですけどね……)。
[タイガーバームの湿布使用上の注意点]
タイガーバームの湿布は、目や粘膜部分、傷口や腫れた皮膚の上には貼らないように注意書きがあります。妊婦や、薬や化粧品等にアレルギーのある方は、使用前に薬剤師に相談を受けるべき、子供の利用も監視下で行われるべき、とあります。
以上、タイ・バンコクの薬局でよく目にするタイガーバームの製品についての紹介でした。今は世界各地で、新型コロナウイルスが猛威をふるっており、現在、タイ・バンコク観光旅行は厳しい状況ですが、収束してタイに来られた際は、タイのお土産や東南アジア旅行のお土産や現地でのボディーケア用品として使うのに参考になればうれしいです。