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以前ストックホルムに住んでいた日本人の友人におすすめの散歩コースを教えていただきながら、往復5時間かけてストックホルムの美しい景色が眺められるスポットを散歩してきました。各おすすめスポットのほとんどには最寄駅がありますので、観光のついでに気軽に行くことができます。コロナが落ち着き、ストックホルムを訪れることができたときは、ぜひ散歩に出かけてみてください。
散歩のおすすめポイント
・段々畑のような庭園
・水沿いで過ごすストックホルムの夏
・アルフレッド・ノーベルの軌跡
この内容を3回にわたって紹介していこうと思います。題して北欧散歩〜ストックホルム編〜です!
Stockholms Södra Station(ストックホルム南駅)〜 Hornstull(ホルンストゥル)〜 Trekanten(トレーカンテン)〜 Nobels spränggropar(ノーベルズスプレンググローパル)〜 Örnsbergs klippbad(エルンズベリーズクリップバッド)〜 Gröndal(グレーンダール)〜 Årstaberg(オーシュタベリ)と、約5時間かけて歩きました。今回はストックホルム南駅からホルンストゥル間について紹介します。
地図の星がついたところ、ストックホルム南駅から徒歩15分ほどでTant norra koloni(タントノラコロニー)に到着します。タントという地名の北側にある集落を意味します。ここには丘陵の上にあり、庭がところ狭しと連なり、まるで棚田、段々畑のようになっています。
写真の右寄りに見えるのが、たくさんの庭です。今の時期は緑真っ盛りで、生い茂って見えますが、実際に庭に訪れてみると色とりどりの植物がとてもきれいです。そして庭の中にはかわいい家も建っています。
この庭は、スウェーデン語でkoloniträdgård(コロニートレードゴルド)と言って、日本語に直訳すると集合ガーデン、庭の集落というところでしょうか。おもに自宅に庭を持たない方たちがレンタルしています。
他人の庭を盗み見るような感じですが、さまざまな趣向が凝らされた庭があって見て回るだけでもとてもおもしろいです。
例えば、こんな庭があります。
所有者の皆さんは朝から手入れをしたり、特に夏はこの庭でフィーカ(カフェタイム)をしたり、ランチそして夕食までしたりしながらゆっくり過ごしています。ここを歩いていると、ときどきBBQをしているかのように、何かを焼く音やとてもいい香ばしい香りがして、おなかが空いてきます。頂上からの眺めもよく、またいろんな鳥が飛んでいたり、野生のウサギがいたりと驚かされることも多いです。
この段々畑を下っていくと、湖沿いに着きます。ここには大きな公園があり、多くの人がピクニックを楽しんだり、泳いだりしています。無料のトイレもあるので、安心してください。この公園内、そしてここはHornstullというエリアになりますが、爽やかな風にあたりながら歩くだけでも十分気持ちいいですが、たくさんのレストランやバーもあり、食にも困りません。水沿いを眺めながら食事を楽しむのも雰囲気があっていいです。
次回は、スウェーデンを代表する発明家、アルフレッド・ノーベルのゆかりの地について紹介したいと思います。