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花粉対策にも!ウィーン市内の全23区で採れた蜂蜜はいかが?

雅碧 Léontine

雅碧 Léontine

オーストリア特派員

更新日
2020年9月19日
公開日
2020年9月19日
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「Wiener Bezierksimkerei(ヴィーナーベツィルクスイムケライ)」はウィーン市内養蜂場。人と蜂とが一緒に暮らせる町、をモットーに2013年に設立されました。町のなかに養蜂場!?と驚きますが、ウィーンの23区すべての蜂蜜を作るという特別なプロジェクトに取り組んできました。同じく23区ある東京の中心部では考えらえませんが、ここウィーンでは見事に23個の蜂蜜を作ることに成功したんです。今回は、ショップがウィーン5区にあるこのWiener Bezierksimkereiを紹介します。

入口横のショーウィンドウにはおしゃれにデザインされた蜂蜜の瓶が並べられています。ショップなのでもちろん購入することができますが、店内はおもにプロダクションに重点を置いており、できた蜂蜜はカフェやレストラン、雑貨店などに卸しています。

お店の中の棚は蜂蜜でいっぱい! 透明に近いものから濁ったものまで、色も黄色やオレンジ色など幅が広く、養蜂の場所によってこんなにも違った蜂蜜ができることに驚きます。

こちらがウィーン23区の蜂蜜たち。気になる蜂蜜は試食もできます。こんなにたくさんの種類、きっとくまのプーさんも試したことはないですね^^

今回は、私たちの自宅から近いウィーン6区のこの蜂蜜を購入。製品情報や会社の詳細がわかりやすく書かれたリーフレットもつけてくれます。

ちなみに今回購入した蜂蜜が6区のどこで採れたかというと、実は「TU」ことウィーン工科大学のキャンパス内なんです。

手前の茶色い建物の上に養蜂場があるそうで、こんなところに!と驚きます。学生たちが勉強に励むかたわら、キャンパス内の別の場所で蜂たちが一生懸命に蜜を作ってくれているんですね。

Wiener Bezierksimkereiで作られているのは蜂蜜だけではありません。なんと、実はこれ花粉なんです。蜂は蜜を見つけに花から花へと飛んでいるあいだ、花粉も集めています。その花粉がギュッと凝縮されたものがこちら。花粉症の人が1日ティースプーン1杯食すとアレルギー症状が軽減するといわれており、まさに蜂が集めた産物です。

もちろん花粉持ちではなくてもWiener Bezierksimkereiの蜂蜜は試す価値あり! オンラインでも購入することができ、100g入りの小さなかわいい瓶から、1kg入りのお得な大瓶までいろいろ選ぶことができます。23区すべての蜂蜜を試すことができるお試しボックスもおすすめ!

人と蜂とが共存するウィーンで採れた蜂蜜、機会があればぜひ味わってみてくださいね。

・住所: Arbeitergasse 6/1, 1050

・Tel: +43-(0)677-62-83-94-86

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