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最終回は、Örnsbergs klippbad(エルンズベリーズクリップバッド)〜Gröndal(グレーンダール)〜Årstaberg(オーシュタベリ)を紹介します。
夏の憩いの場Örnsbergs klippbad(エルンズベリーズクリップバッド)
前回紹介したNobels spränggroparからそのまま湖沿いを進んでいくと、木でできた遊歩道にたどり着き、多くのボートが見えてきます。Örnsbergs klippbadに到着です。
ここから眺める景色はとても開放的でさらにゆったりしていて、心を落ち着かせてくれます。遠くには大きな船が見えたりして海のように感じますが、ストックホルム市庁舎やスカンセンがあるユールゴーデンなど、中心街をつなぐメラーレン湖なのです。
岩肌を登ってランチやフィーカ、読書、睡眠をするのもおすすめです。
また夏にはたくさんの人が泳いだり、肌を焼いたり、カヤックを楽しんだりと、それぞれが思い思いに満喫しています。どのような過ごし方をしているのか眺めるのもおもしろいです。
異国のような雰囲気を味わえるGröndal(グレーンダール)
来た道を戻り、Gröndalへと向かいます。大きなメラーレン湖を間近に歩ける遊歩道があります。遊歩道と湖の間には柵など隔てるものがないので、歩くときは十分注意したほうがよいかもしれません。
遠くには、ストックホルム市庁舎をはじめ、町の景色を望むことができ、開けた雰囲気がまたいいです。
町の中心部に出ると、路面電車が走り、まるで違う国に来たような錯覚に陥ります。その理由は、「テラスハウス」と呼ばれるテラスがある赤レンガでできた低層のアパートが建っているからです。スウェーデン離れした雰囲気のある町並みに浸ることができます。静かで落ち着いた雰囲気があり、お気に入りの町のひとつです。
目指すはÅrstaberg(オーシュタベリ)駅
そのあとLiljeholmenに戻ったのち、Hornstullから渡ってきた橋を渡らず、そのままHornstullと湖を挟んで向かい側のエリアへ行きます。湖沿いに低層から高層まで新しいマンションが数多く建ち並び、さらにその数はまだまだ増える新興住宅街に到着です。Liljeholmskajen (リリエホルムスカイエン)と呼ばれるエリアです。
広場の周りには、イタリア料理やインド料理、日本料理などさまざまなレストランがあります。ここで食べるのはもちろん、テイクアウトしてベンチに座り、湖を眺めながらゆっくりするのもおすすめです。
ここからは地下鉄のLiljeholmen駅が最寄りとなりますが、せっかくなのでpendeltåg(ペンデルトーグ)という名の普通電車用の駅、Årstaberg(オーシュタベリ)まで20分程度歩きます。
ここから、今回の散歩の起点となったSödra Stockholm駅まではストックホルム中央駅方面までは1駅です。
進行方向へ向かって左側の座席に座ると、この散歩で通ったTantのkoloniträdgårdやHornstullとLiljeholmen間をつなぐ橋など、散歩のハイライトとしてすてきな景色を窓越しに眺めることができます。またこの線路の横には歩道もあるので、歩いて岸から岸へと渡ることもできます。
少し長めの散歩コースを紹介しました。
興味があるところがありましたら、スウェーデン旅行が叶った際にはぜひ訪れてみてください。