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スペインではもう何年も前からクラフトビールがブーム。いえ、ここまで長く続くとブームという言い方はおかしいですね。クラフトビール作りが盛ん、とでも言えばいいのでしょうか。
そんななか、さる2020年5月に誕生した新しいクラフトビールが話題になっています。それは、早摘みのオリーブオイルの緑色を彷彿させる色をしたビールで、なんとオリーブを使っているのです。というのも、これを作ったのはフランス国境に近いピレネー山脈のふもとで代々オリーブオイル生産を生業にしている家族に生まれたIvan Caelles Colomésさん。クラフトビールが大好きだそうで、ビール愛とオリーブ愛が一緒になって生まれたアイデアなんだそうです。
〈笑顔でグラスを持つIvanさん〉
ビールの名前はoliBa Green Beer。スペイン語でオリーブはolivaなのですが、あえてoliBaと命名した理由は、Bはビールを意味するBeer(英語)やBirra(イタリア語)のBであると同時に、オリーブ畑のあるバルセダナ谷(Valle de Barcedana)のBでもあるからだと、Ivanさんに教えてもらいました。
私もさっそく飲ませていただきましたが、ライトでとても飲みやすいビールでした。チェコのピルスナースタイルだとのこと。アルコール度数は高くもなく低くもない5度。個性の強いクラフトビールは苦手なのですが、これならごくごく飲めてしまいます。おいしいオリーブのピクルスと一緒に飲みたいビールです。
コロナ禍が終わり、スペイン旅行ができるようになった暁には、ぜひスペインでoliBa Green Beerをお試しくださいね。
■oliBa Green Beer