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9月29日から3カリフォルニア州が行う感染状況の度合いを示すレベル分けで、継続してオレンジレベルを維持しているサンフランシスコ、経済再活動プランも順調に進んでおり、昨日(2020年10月14日)から遊具場の使用も許可されました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
経済再開プランはいまのところ順調
カリフォルニア州経済再活動プランの危険レベル度合いが、9月29日に赤からオレンジに引き下げられたサンフランシスコでは、今週もオレンジレベルを維持しています。
このオレンジレベルを維持するには、1日における新規感染者数が10万人のうち3.9人以内に収まっていること、陽性検査の結果が2〜4.9%の間であることが条件ですが、今週のサンフランシスコの数値は1.8人・1.0%。先週の数値2.6人・1.4%と比べても徐々に減少傾向にあり、いまのところ順調です。
このためサンフランシスコ市独自の経済再開プランも滞りなく進んでおり、10月14日から遊具場が再オープンしました。この状況が続けば、10月中旬からミドルスクールの対面授業、11月には高校の対面授業がはじまる予定です。
サンフランシスコ市内のレストランも屋内飲食を開始
9月29日から25%の割合であれば、レストランでの屋内飲食が可能になりました。これにともない、市民も徐々に外食をはじめています。現在人気なのが、屋外テーブルやパティオ席を多く確保するレストラン。それぞれのレストランも個別に安全対策を設けて対応に当たっています。
カリフォルニア州の感染状況
全米で新規感染増加数が増えるなか、カリフォルニア州の感染者数も安定しているものの徐々に増加傾向にあります。今週の平均新規感染者数は3435人。先週の3233人・先々週の3169人に比べてもほんのわずかですが増加傾向にあるのがわかります。
今週新たに増加傾向にあるのが、首都サクラメントから北にあるシャスタ郡。そしてメキシコとの国境にあるインペリアル郡も相変わらず高い傾向を維持したままです。
最後に
このコラムを書いている10月8日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は1万1756人・死者数121人。先週の感染者数1万1549人・死者数115人に比べ、新規感染者数の増加は207人、1日の平均数は29人と安定しています。
これからさらにバーやコンベンションなど経済再開を進めていくうえでどう変化していくのか、他州が増加傾向にあるなかこのまま減少を維持できるのかが見どころとなりそうです。