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紅葉、黄葉真っ盛りのストックホルム!秋の様子は?

たってぃ

たってぃ

スウェーデン特派員

更新日
2020年10月25日
公開日
2020年10月25日
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7ヵ月間のサマータイムも終わり、今日から冬時間の始まりです。日本との時差はマイナス8時間となります。冬に向けて、天候も自然も変わりつつあります。

ここ1ヵ月ほどでかなり深まったストックホルムの秋ですが、先週末にはみぞれが降ったり、今週初めは朝の気温がマイナス4度ほどと寒い日が続きました。雪はまだ降りそうな様子はないですが、北スウェーデンでは例年のごとく、すでに雪が降り、今回はいつも以上に積雪があったようです。

ストックホルムでは現在のところ、日中の最高気温はおよそプラス10度前後で推移しています。日の出時間は7時前、日の入り時間は16時過ぎと、日照時間が毎日5分程度短くなってきており、冬が近づいてくる足音が聞こえるようです。

気温が下がるほど、空も澄み、紅葉も深まり、とても美しい景色を見ることができます。

スウェーデン全体では、スウェーデン語でbjörk(ビョルク)という白樺をはじめ、asp(アスプ)というヤマナラシ、Hästkastanj(ヘストカスターニ)というセイヨウトチノキなどがあり、この時期に葉は黄色くなるため、「紅葉」というよりは「黄葉」と言ったほうが合っている気がします。

葉が赤くなるrönn(レン)というセイヨウナナカマドやブルーベリーも全国的にはありますが、ストックホルムでは、日本で親しまれているモミジが属するlönn(レン)というカエデ、ek(エーク)というナラノキが多くある印象があり、文字どおり「紅葉」も楽しむことができます。

また、住宅の壁に沿って赤くなったツタの美しい風景にも出合えることがあります。

朝晩は霧が発生する日もあり、幻想的な雰囲気を醸し出すのもこの季節ならではです。

ポルチーニ茸の名で知られるKarljohan(カールヨハン)をはじめとする多くのキノコを森の中で見つけられるのは秋の醍醐味です。

ちなみに冒頭の話に戻りますが、写真は2年前に北スウェーデンで撮影したもので、雪が降るとこんなコラボレーションを見ることができるのはスウェーデンだからかもしれません。

そしていま秋は人工的なカラフルさもありました。

ストックホルムの中心、Drottningsgatan(ドロットニングスガ-タン)では、9月25日から「The Umbrella Project」というアートイベントが始まりました。このイベントは2012年にポルトガルから始まったもので、ここストックホルムには今回が初上陸だったようです。

スウェーデンのファッションブランドIndiska(インディスカ)が、生活に彩を添えたい、そして町の中心でみんなが笑顔になってほしいと願いを込めて、数千のカラフルな傘の空を秋空の下に広げ、歩行者を楽しませています。

しかしながら、10月31日までのおよそ1ヵ月間開催予定だったところ、秋の悪天候の影響もあり、傘を支えるワイヤーが耐えきれないということで、先日予定より早く終わってしまいました。

Instagramでは「Indiskaxumbrellaproject」と検索すると、趣向を凝らして撮影されたさまざまな写真が出てくるので、ぜひ覗いてみてください。

皆さんが次の秋をここストックホルムで楽しめることを望んでいます!

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