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11月はFacebookやInstagramを見ていると美しい日本の紅葉の写真をたびたび見かけ、郷愁にかられます。スペインに似た風景はないものかと、週末に車で探しに行ったこともあるものの、黄色く色づく落葉樹ばかり。田舎の一軒家や塀では蔦を見かけることもあるので赤い葉がないわけではありませんが、燃えるような、ハッとするような赤にはなかなか巡り合えませんでした。
数年前、バレンシアの西にあるワインの産地レケーナに行ったときに初めて赤く染まったぶどう畑を目にしたときは感動しました。これぞ求めていた赤だ!!と。
それに味をしめて、わが家からはより近いバレンシアの南にあるワインの産地にもぶどう畑の紅葉を見に行ったのですが、思ったほど赤くありませんでした。ワイン通の友人によると、レケーナ周辺が原産のボバル種というブドウ品種の葉は特に赤く色づくとのこと。
2020年は11月のはじめにレケーナのオリーブ農園に行く機会があったので、数年ぶりに赤く染まったぶどう畑を見てきました。
どうです? こんなに赤くなるとご存知でしたか? その年の気候にもよるのかもしれませんが、10月中旬から下旬の方が見頃のような気がします。この写真の畑以外は、葉がだいぶ散っていました。
そんなわけで、赤いもみじが見たい!!という私の欲求は、ブドウのお陰で満たされています。