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フランスのおいしいチーズ ①Reblochon ルブロション

ティエリー

ティエリー

フランス特派員

更新日
2020年12月13日
公開日
2020年12月13日
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フランスといえば、チーズ。数え切れないほどの種類がありますが、日本の方におすすめのチーズを紹介していこうと思います。今回はReblochon de Savoie ルブロション・ドゥ・サヴォワです。

フランスとスイス国境近くのサヴォワ地方で作られるルブロションはセミハードタイプチーズなのですが、表面を塩水で洗うウォッシュタイプの過程も経ているチーズです。Reblochonとは「再び絞る」という意味。昔の農家は領主から土地を借りて牛を放牧させてもらい、租税として絞ったミルクを納めていました。納めるミルクの量が少ない方が農家は助かりますよね、そこでミルクをすべて出し切らずに納め、こっそりミルクの一部でこのReblochon ルブロションを作ってしまう、というわけです。だから「再び絞る」という意味の名前で呼ばれるようになったようです。納めるはずのミルクの一部をチーズに変えて自分たちの貴重な食料として取っておく、庶民の知恵です。

このReblochon ルブロション、切ると中はもっちりとして口の中でとろけます。カマンベールやブリーがお好きな方はこちらもぜひ、お試しください。切ってそのまま食べるのはもちろんですが、ゆでたじゃがいもにReblochonルブロションをたっぷりのせてオーブンで焼き、トローッとチーズがとけて香ばしいところを楽しんだり……。フランスのおいしいチーズシリーズ、いろいろなチーズを紹介していきますね、お楽しみに!

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