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Suet Mae!(シュマイ!こんにちは!)
2020年12月16日にクリスマス明けのロックダウン実施が発表されたばかりのウェールズですが、本日(19日)午後、ウェールズ自治政府は20日未明からのロックダウン前倒しとクリスマスの規制緩和についての変更を発表しました。
▲ 画像提供:ウェールズ自治政府公式ウェブサイト(https://gov.wales/)
マーク・ドレイクフォード首席大臣は19日の会見でロンドンを含むイングランド南東部で新型コロナウイルスの変異種が感染拡大していることから、国民の安全を守るためには「ステイ・ホーム」の規制をいますぐ強化する必要があると述べ、ウェールズ国内の一斉ロックダウン実施を発表しました。
ウェールズのロックダウンは3度目になりますが、今回も生活必需品以外を扱う店の営業が禁止となり、外出や地域間の移動が制限されます。
そして、クリスマス前後の5日間は2世帯まで交流することが許されていましたが、クリスマス当日に限られることになり、25日以外の予定はすべてキャンセルしなければならなくなったのです。
私が勤務するレストランでは休業予定だったクリスマスまでにすべての食材を使い切ろうとマネージャーやヘッドシェフがこの数日、在庫の管理やメニューをあれこれ考えて、今週末と来週の準備をしていたので、閉店間際の急な知らせにただただ慌てるばかりで……まさに「ロックダウンは突然に」です。
きっと、ウェールズ中の飲食店が同じ状況だったと思います。
ドレイクフォード首席大臣も会見で「クリスマスに向けてのビジネスや予定のさらなる混乱は避けたいと思っていますが、政府が最優先すべき義務はウェールズの人々の命を守ることなのです」と苦渋の決断であったことを示唆し、国民に理解と協力を求めました。
少し早いクリスマス休暇をいただいたと思って、家族と安全に「ステイ・ホーム」のクリスマスを過ごしたいと思います。
皆様もどうか健康に気をつけて年末年始をお過ごしください。