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コロナ禍に学校区が提供する子供たちへのフリーミール

ワッキーまゆみ

ワッキーまゆみ

アメリカ・シカゴ特派員

更新日
2020年12月31日
公開日
2020年12月31日
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ハロー! ワッキーまゆみです。

年末になり師走という言葉がぴったりですね。

私はこの時期に関係なくいつもワチャワチャしているような……

そんな12月ですること満載の月に左足親指を負傷してしまい病院へ。

冷凍していた1.5kgのトッポキを作る米餅、トックを落として爪の下や爪の生え際に無気味なほど大きな血豆が!

激痛に悶絶して3日間、どうにも我慢できず病院へ。

ここのところ3回、それも全部左側に怪我をしてしまい

何だかおののいています……。

3月から子供たちはコロナ感染防止のため自宅からオンライン授業を受け、現在もオンラインで授業を受けている子供たちが多くいます。そんな状況のなかで、子供たちのみで家にいる場合の食事や、経済的な面での食費不足などの問題が家庭にふりかかっているようです。この時期に学校区によっては、学校に来られない子供たちやその家庭を応援すべくフリーミールサービスの提供をスタートしました。わが子たちが通う学校区では、そのシステムを9月から実施し、18歳以下の子供たちを対象に週1回、朝昼の2回分の食事を7日分まとめて水曜日に配給してくれることになりました。同じ学校区であればどの学校にでも決められた時間内で取りに行くことができます。

開始時間の午後3時30分に行くと、すでに受け取りの車やバイクの列ができていました。

車が受け取りの場所に着いたら、スタッフの方より子供の人数を聞かれました。車の窓を開けて口答で返事をするか、指で子供の人数を示します。そのあとで、申告した子供の人数分の食料を準備してくれます。コロナ感染防止のため、車から人が出ずに車のトランクを車内から運転手が開け、そのトランクに子供の人数分のフードをのせてくれます。終わったら車の中から再び操作してトランクを閉めるか、スタッフが手動で閉めてくれます。

たくさんのフードがテーブルに並び、それを手作業でトランクに積み入れてくれます。夏や、暖かい日なら外での作業も平気ですが、冬のシカゴの午後3時30分はとても寒く長時間外での作業は本当に辛いと思います。そんなことを考えるとスタッフの皆さんに感謝しかありません。トランクの中にはビニール袋や紙袋に入った朝昼2回の食事が7日分なのでけっこうな量です。

all photos ©mayumi. W

ひとり分の朝昼2回の7日分がこちらです。フルーツ、パン、ドライフルーツ、クッキー、スナック、デザート菓子、カップシリアル、パックジュース、冷凍食品でチキンパテ、チキンテンダー、ソーセージ、ハンバーガーパテ、フレンチフライ、ピザ、チーズブレッドなどに、ガロンのミルクが入っていました。子供たちが自分たちで簡単に準備ができるよう、作り方の説明書もていねいに書いてあるので作る準備がとてもわかりやすいと思います。このフリーミールは1月に入ってもしばらくは続きそうです。

★コロナ禍のシカゴですが、早く元通りのすてきなシカゴになりますように。また元気なシカゴで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

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