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スペインにもお歳暮が存在するって本当?

田川 敬子

田川 敬子

スペイン特派員

更新日
2020年12月29日
公開日
2020年12月29日
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日本ではその年お世話になった方に、年末にお歳暮を贈る習慣がありますね。スペインにも似たような習慣があります。ワインや高級食材などを詰め合わせるギフトが主流で、カゴに入ったものはセスタ、箱に入ったものはロテと呼ばれています。

日本だと会社の部下が上司に贈ることもあるのでしょうが、スペインでは企業が従業員に贈るんですよ。夫も毎年12月半ば過ぎにロテを抱えて帰ってきます。今年2020年は€100ほどのロテで、なかには生ハム丸ごと1本(残念ながらイベリコ豚ではありませんでした)、ワインや腸詰類、お菓子などが入っていました。夫の会社は全員車通勤なので問題ありませんが、公共の交通機関を使ったら運べない大きさと重さでした。ロテを開けた瞬間はわ~!!と写真を撮ったりするものの、いつも私好みのものはほぼ入っておらず、「だったらもっと高級なワイン数本だけでいいのに」とか「イベリコ豚の生ハム丸ごと1本だけでいいのに」とぼやいています。

さて、こちらが今年のロテです。

写真があるので、過去に持って帰ってきたものもアップしちゃいます。セスタ(カゴ)に入っていたことも。そして、予算が低い年もあったことがわかりますね(苦笑)

最近ではロテの代わりに商品券を贈る会社も増えているそうで、そちらの方がうらやましいとは思うものの、クリスマスにみんなで飲んだり食べたりできるものが詰め合わせになっている"伝統"がなくなることは悲しい。というわけで、このまま続いてほしい習慣です。

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