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2021年1月7日夜に、フランスのカステックス首相と関係閣僚が、今後の新型コロナウイルス対策について会見を行いました。現時点では、1日あたりの平均感染者数は約1万5000人を上回っており、目標の1日あたり約5000人を超えていることから、1月20日以降に条件がクリアできれば再開予定だったレストラン、バーなどは、閉鎖が続く予定です。
新しい制限措置について、まとめました。
感染予防対策のための具体的措置
博物館、映画館、劇場、スポーツ施設など、現在閉鎖中のすべての施設は1月末まで引き続き閉鎖され、1月20日に2月以降の順次再開の可能性とその条件を協議。スキー場(リフト)の再開についても、1月20日に協議されます。
レストラン、バー、スポーツ施設については、再開が早くとも2月中旬以降になります。
現在、実施されている20時以降(感染状況が悪化している下記15県では18時以降)の外出制限措置は、1月20日まで継続されます。下記15県のほかに感染状況が悪化している10県についても、1月10日から外出制限措置の開始時刻を18時に前倒しすることについての調整が行われます。追加地域の発表は、1月8日夜までに行われます。
【2020年1月2日より18時以降の外出制限措置が適用されている県】
■グラン・テスト(Grand Est)地域圏
– アルデンヌ(Ardennes)
– マルヌ(Marne)
– オート・マルヌ(Haute-Marne)
– ムルト・エ・モーゼル(Meurthe-et-Moselle)
– マース(Meuse)
– モーゼル(Moselle)
– ヴォージュ(Vosges)
■ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ(Bourgogne-Franche-Comte)地域圏
– ドゥー(Doubs)
– ジュラ(Jura)
– ニエーヴル(Nievre)
– オート・ソーヌ(Haute-Saone)
– ソーヌ・エ・ロワール(Saone-et-Loire)
– テリトワール・ド・ベルフォール(Territoire de Belfort)
■Provence-Alpes-Cote-d'Azur地域圏
– オート・ザルプ(Hautes-Alpes)
– アルプ・マリティム(Alpes-Maritimes)
【2020年1月10日より18時以降の外出制限措置が適用されている県】
– アリエ(Allier)
– アルプド・オート・プロバンス(Alpes-de-Haute-Provence)
– ブーシュ・デュ・ローヌ(Bouches-du-Rhone)
– シェール(Cher)
– コート・ドール(Cote d'Or)
– バ・ラン(Bas-Rhin)
– オー・ラン(Haut-Rhin)
– ボークリューズ(Vaucluse)
検査態勢の拡充により、全員が無料で新型コロナウイルスの検査を受けることが可能です。結果判明までの期間も短縮され、8割以上の検査で24時間以内に結果が判明。
参照:在フランス日本国大使館
英仏間および日仏間の移動について
イギリスとの国境封鎖(例外を除きイギリスからの入国は不可)は、継続されます。詳しくは特派員ブログの過去記事を参照してください。
日仏間の移動については、次のレポートおよび関連記事も参照ください。
– 新型コロナ制限下でのフランスから日本への入国、検査、隔離についての状況まとめ【2020年12月時点】
▲2021年1月7日のカステックス首相らの会見