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スペインの年末年始

今岡 史江

今岡 史江

スペイン特派員

更新日
2021年1月2日
公開日
2021年1月2日
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明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

〈スペインの大晦日〉

家族によりますが、私の周りでは友人家族と集まり食事をするという人が多いです。

もしくはクリスマスはご主人の家族と、年末年始は奥さんの家族と過ごすというふうにする人たちもいます。

12時の鐘が時を刻むのにあわせ、ブドウの粒をひとつずつ口に入れます。

全部で12個。皮をむいて種をとって用意します。ひと粒は1年のひと月を意味し、新年の幸運を祈っていただくそうです。

私は鐘に遅れずにほおばるのに必死で、幸運を祈るどころではありませんが。

〈通年の大晦日〉 ブドウを食べたあと、

まずは成人した子供たちが約束した友達に会いに外出します。

私の義理の母の時代は友達と町を散策し、チューロとチョコレートを飲んで家に帰ったそうです。

いまの大人は、友人たちとそのまま話し込んだり、どこかに踊りに行くという人たちもいます。

〈2020年の大晦日〉 ブドウを食べたあと、

25:30には帰宅するよう警告されました。

各自、自分の家で食事をした人が多かったようです。

若い人たちは鐘のあと、友人の誰かの祖父母や親戚の空いている家に行って泊まって帰って来る子たちが多かったようです。

大人は、食事後もそのまま家に残り、早く就寝しました。

(Can Joan de s'Aigo, Palma de Mallorca)

〈お年始〉

スペイン人家庭では皆それぞれ夜更かしをしているので、元旦の朝はゆったりと始まる以外、ほかの日となんら違いはないです。

わが家は普通の朝食が食べたいという主人の意向を尊重し、昼食にお節をいただきます。

昔は初日の出を見に、島の東の先端まで行ってましたが、いつの間にか家の屋上から見るようになり、今年は雨模様で曇っていてそれも見られませんでした。

お正月は2日から平常に戻ります。

ちなみにわが家では最近はきまってキノコ狩りに行きます。

(日本名はハツタケです)

健康でいつも笑顔でいられる1年となりますように。

(Cala San Vicente)

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