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2020年11月、札幌市手稲区にある「前田森林公園」で見かける野鳥や小動物について紹介したのですが、札幌市内の中心部や住宅街でも比較的自然に近く、街路樹や小さな公園でも野鳥を見ることができます。
もちろん、葉が落ちた木が多い今の季節は、さえずりの方に目を向けると、比較的簡単に野鳥の姿が。
札幌市内の商業エリアや住宅街でのお手軽バードウォッチングです。
都市部でも周りに森や林、山が近い札幌ならではの環境かもしれません。
地下鉄駅の近く、商業施設の前を歩いていると「ヒーヨ、ヒーヨ」(もしくはキー、キー)という鳴き声が聞こえて、声のする方を見ると「ヒヨドリ」が。
少し遠目で風貌は見えにくいのですが、体調は25cmくらいで大きめなので、みつけやすいと思います。
特徴的な大きな鳴き声なので、飛んでいるところを目撃することも。
先にとまっているスズメ群を蹴散らして、ゆうゆうと枝を陣取りますが、すぐにまたどこかへ飛んで行ってしまいます。
スズメに比べると、それほど長くとどまることはあまりないかもしれません。
全身図はこんな感じです(撮影は千歳市のThe Bird Watching Cafeで)。
小さな群れで、ナナカマドの木にとまっている鳥。
あまり見たことがなかったのですが、調べてみると「ムクドリ」のようです。
この鳥は住宅街で見かけたのですが、そういえば、毎年、ミュンヘンクリスマス市の開催中、会場になっている大通公園2丁目の木に、夜になるとムクドリの大群が集まって鳴いており、行きかう人の注目を浴びていました。
昼間に見ると、くちばしの色が印象的です。
身近な野鳥の代表といえば、スズメ。
寒い冬の日、すずかけの木(プラタナス)の上で、すずかけの実のように丸くなっているスズメたち。
かつてはどこにでもいるスズメには目もくれませんでしたが、たしか2005年~2006年にかけての冬だったと思いますが、札幌でスズメが激減したことがありました。
いなくなってみると、とても不自然で物足りない気持ちがしたことを覚えています。
再びスズメを見るようになってからは、そのしぐさまでじっくり見るようになりました。
ただ、よく見かける割にはとても警戒心が強く、カメラのレンズを向けただけでいち早く察知し、すぐに飛び立ってしまいます。
こちらは「シメ」。全長は18cmくらいだそう。
最初はよく見かけるヒヨドリだと思っていたのですが、なんとなくフォルムが違う…。
あるとき千歳市でみかけた鳥↑の名前を確認したら「シメ」という名前。
そこで初めて、ときどき見かける鳥はヒヨドリではなく「シメ」であることがようやく判明しました。
こちらは、そうそう見かけることはないのですが、住宅街の公園の桜の木に舞い降りた「アカゲラ」。
カンカンカンと気を突く音が響き渡るので、その音を頼りに居場所を探します。
すごい速さで幹を突くキツツキ「アカゲラ」。
辺りに響くその音に、まるで森にいるような錯覚に陥ります。
アカゲラは雪や雪雲を背景に、ひときわ映える赤い色にも癒やされます。
北海道ではおなじみの木、ナナカマドに留まる「ツグミ」。
つがいらしきツグミも。
胸元の模様が印象的な「ツグミ」は、地面を歩いていることもありました。
最後は必ず見られる都市部の野鳥、赤れんが庁舎前庭の池にいるカモです。
季節を問わず、見られます。
札幌市内を歩くときは、ときには斜め上を見ながら耳を澄ませてみてください。
思いがけず、初めての野鳥に遭遇するかもしれません。