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新型コロナウイルスの影響で香港政府は厳しい防疫対策を実施していまして、公共の場では最大2名までしか集まれず、マスク着用義務があり、18時から翌朝5時までは店内での飲食禁止などの方策が2021年2月17日まで継続されることが決まりました。また、3月31日まで外国から戻ってきた香港市民は基本的に21日間の強制隔離をしなければなりません。(写真提供:HKTB)
そういった結果、毎年行われている花火大会「香港賀歳煙花匯演(Hong Kong Lunar New Year Fireworks Display)」、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)を巡るパレード「香港新春花車巡遊(Hong Kong International Chinese New Year Night Parade)」のふたつのメインイベントの中止が決まりました。また、沙田(Shatin)にある車公廟で開催される「車公誕新春市場」も今年は開催されません。
日本でいうお正月のお参りは、香港では「黄大仙祠(Wong Tai Sin Temple)」に行くのですが、大みそか(2月11日)は7時30分から16時30分まで、旧正月初日(2月12日)から旧正月14日(2月25日)は7時30分から18時となりました。ふだんは大晦日の夜から開いているのですが、今年は99年ぶりに参拝できないことになりました。また、解放時も検温、ソーシャルディスタンスなどのルールが設けられています。
香港内15ヵ所で開催される花市「農暦年宵市場(Lunar New Year Fair)」は当初、中止される予定でしたが、規模を縮小して2月6日から11日まで開催されることになりました。香港最大の銅鑼湾(Causeway Bay)のビクトリア公園で行われる花市は従来の約半分の規模になっています。大埔(Tai Po)郊外の林村(Lam Tsuen)にある巨大樹木にミカンを投げて願掛けをする許願節(Well-Wishing Festival)は、2月12日から2月20日までは開門しないこととなりました。
また、旧正月の15日目の元宵節(Lantern Festival)に開催される「元宵綵燈會(Lunar New Year Lantern Carnivals)」を中止が決まりました。しかも今年はバレンタインデーが旧正月3日目にあるのですが、例年より盛り上がりに欠けたものになりそうです。