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キットカットは、社員の意見箱から生まれた商品!

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2021年2月11日
公開日
2021年2月11日
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イギリス生まれのキットカットは、今や日本でもロングセラーのヒット商品として不動の人気ですよね! その誕生秘話は、ある労働者が意見箱に入れたリクエストに始まるのです。

それは1935年のこと。イングランド北部ヨークシャー州ヨークにあった菓子メーカー「ローントリ―(Rowntree)」社の工場で働いていたひとりの労働者が、意見箱に投書したのがきっかけ。

その投書に書かれていたのは「ランチボックスに入れられる手軽なスナック菓子があれば便利」という社員の声。そこで開発されたのが、ウエハースをチョコでくるんだキットカットなのです!

当初の商品名は「ローントリ―ズ・チョコレート・クリスプ」でしたが、その2年後には「キットカット・チョコレート・クリスプ」に改名。さらに大戦後の1942年には現在の「キットカット」となり、また後年はネスレ社傘下となりました。

イギリスで販売されているキットカットはオリジナルのほかにオレンジやミント、ビター、キャラメル、ピーナッツバターなど。日本に比べるとフレーバーの種類は少ないけれど、季節によっては期間限定品も出てきます。

ちょうどいまは春のイースター(キリスト教の復活祭)を控えているため、スーパーなど小売店にはイースター向けキットカットが出回っています。イースターの象徴である、卵やウサギをかたどったもの。

とくにウサギ型のキットカットは小袋入りで、お値段も£1前後と手頃です。イギリス生まれのキットカット、日本にはないタイプの商品を見かけたらおみやげにどうぞ!

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