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皆様、サワディーカー。
タイには、たくさんの寺院があります。今回は、2019年7月下旬、地下鉄(MRT)の延伸により誕生したサムヨート(Samyot、สามยอด)駅から徒歩でアクセスしやすくなった寺院2ヵ所とその周辺について紹介します。
地下鉄サムヨート駅からマハチャイ(Maha Chai)通りに向かって歩いていき、左折し、マハチャイ通りを北上していくと、左手にかご屋さんが3、4軒あります(NAI MUEN STORE、YUPHADEE WANICH、ร้าน สุริยาพาณิชย์など)。日本人女性が好きそうな、お出かけ用のかごバックはほぼなさそうな感じですが、さまざまなかご製品があります。私は、かご屋さんで手をマッサージできそうな道具(ひとつ30バーツほど)をふたつ買いました。
かご屋さんを通り過ぎて、さらに、マハチャイ通りを北上していくと、左手に、第三級王室寺院「ワット・テープティダーラーム(Wat Thaepthidaaraam、วัดเทพธิดารามวิหาร)」が見えてきます。
こちらの寺院では、美しい小さな白い仏像(White Buddha)と52体の仏像(52 Bhikkhunis Statues、รูปป้นภิกษุณี 52 องค์)が見られます。また、タイで有名な詩人の博物館「スントーン・プー・ミュージアム(Sunthon Phu Museum、พิพิธภัณฑ์สุนทรภู่」も併設されています。
上述の寺院「ワット・テープティダーラーム」近くには、外国人も利用しやすそうなカフェ・レストランがいくつもあります。
高級百貨店「サイアムパラゴン」内などにも店舗を構える「The Mango Garden」の店舗がマハチャイ通り沿いにもあります。現時点では、公式ウェブサイトやSNSでこちらの店舗情報は見当たらず、Google mapにも表示されていませんが、場所はかご屋さんがたくさん立ち並んでいるエリア、前述のNAI MUEN STOREとYUPHADEE WANICHのお店の間にあります。
「The Mango Garden」やかご屋さんのあるエリアから寺院「ワット・テープティダーラーム」に向かって歩いていくと、ちょうど寺院の手前(少し南側)に、「Petit Peyton」というカフェがあります。私が訪問したときはとてもよいコーヒーの香りがしており、インテリアの雰囲気にとても癒やされるお店でした。現代的なコーヒーやパンなどの軽食が食べられるお店です。
アイスの入ったドリンク(写真上)は税・サービス料込みで95バーツ。
寺院「ワット・テープティダーラーム」の右側(マハチャイ通りを渡ったほぼ向かい側)には、近年たいへん有名になったパッタイのお店「ティップサマイ・プラトゥピー(Thipsamai、ทิพย์สมัย ผัดไทยประตูผี)」があります。夜しか営業していないローカル食堂のイメージでしたが、現在は午前10時~深夜0時まで営業しています。窓のない室内ではあるものの、各テーブルごとにパーテーションも設けられ、新型コロナウイルス感染症対策がなされている印象を受けました。
私は、平日の14時頃に訪問したのですが、奥の部屋ではタイ人でにぎわっていました。注文したシンプルなパッタイ(75バーツの商品)は、これまで食べてきたなかで私が好きなパッタイと比べると、わりと甘さとエビ臭(?)が強く、汁気があって、いつもより少し細めの麺だったのであまり好きなパッタイではなかったのですが、甘いものが好きそうな方はたいへんいいレビューを書かれていますし、いろいろなパッタイがありますので、気になる方は一度試されてはと思います。
同店でパッタイと並んで話題のオレンジジュース(タイ語:ナムソム)は持ち帰りにして自宅で飲んでみました。ミカンの粒が入った、どことなく懐かしい感じのするミカンジュースでした。パッタイや水の値段は高いとは感じませんでしたが、日替わりのミカンジュースのこの日(2021年2月19日)の値段は、とても小さなミニペットボトルサイズで99バーツ、大きいペットボトルサイズで160バーツもして驚いたのですが、来店しているタイ人客の多くは注文していました。
パッタイ屋さんの近く(少し北側)には、雰囲気のよさそうな「Korrakang」というタイ料理屋さんもあります。Google mapで店名の"Korrakang、คอระฆัง สาขาประตูผี(Thai restaurant& Roti)"で検索すると、お店のメニュー表なども見られますので、興味のある方は参考にしてください。
KorrakangのGoogle map https://goo.gl/maps/tpPYTBxMWczGXD4YA
パッタイ屋さんの近く(南側)には、「Eric Kayser」の新店舗と「kler baker」というパン屋さんもあります。Eric Kayserは、日本ではメゾンカイザーの名前で知られるフランスのベーカリーですが、kler bakerはパンの中にガパオなどのタイ料理が入っているユニークなパン屋さんです。
kler bakerのフェイスブック https://www.facebook.com/KLER-BAKER-102787241159371/
カフェレストランの多いエリアや寺院「ワット・テープティダーラーム」から徒歩5分ほど歩くと、寺院「ワット・ラチャナダー(Wat Ratchanatdaram、วัดราชนัดดาราม)」(開館時間:6時~21時)があります。
中でも、寺院内にある「鉄の城」という意味の建物「ロハ・プラサート(Loha Prasat、โลหะปราสาท)」(入場料金:外国人20バーツ、タイ人10バーツ、15才以下無料、開館時間:9時~17時)は、2005年にユネスコ世界遺産に登録申請がなされたところです。1977年、2007年、2020年に、屋根の色が変更されたようです。2020年にメタルブラックから黄金色に変更されたばかりなので、それ以前に訪問した人も以前との違いを感じられるでしょう。
「ロハ・プラサート」は、高さ36mあり、37種類の善行を表す37本の尖塔を持っています。中に入ることが可能で、1階~6階にわたって展示説明エリアと瞑想エリアがあり、最上階には仏舎利が納められています。
寺院「ワットラチャナダー」はラマ3世公園とRoyal Pavilion Mahajetsadabadinに隣接しています。カメラのレンズによっては、寺院敷地内から寺院を撮影するのが難しいので、記念撮影をされたい方は、公園側から撮るといいと思います。先月訪問したときは造園中で花壇の花がほとんどありませんでしたが、約1ヵ月後、3月20日に再度訪問したら、満開のお花が見られました。
寺院「ワット・ラチャナダー」からさらに北上し、ラチャダムノン・クラーン通りに入ってすぐのところに、「ラタナコシン展示ホール(Rattanakosin Exhibition Hall)」があります。タイ語または英語でのガイドがあり、所要時間が2時間ほどかかりますので、余裕を持っていくことをおすすめします。ラタナコシンとは、現在の首都:クルンテープマハナコン(またはバンコク)に名称を変える前の王朝名です。200年前からの歴史や文化を紹介する、現代的な展示館です。
開館時間:10時~17時(※最終入場時間が15時に変更になっていますので、ご注意ください。月曜日休館)
入場料金:大人100B(外国人、タイ人)、学生服または学生証のある学生、60才以上の人、僧侶、障害者は無料
寺院「ワット・ラチャナダー(Wat Ratchanatdaram、วัดราชนัดดาราม)」の近くには、寺院「ワット・サケット(Wat Saket、วัดสระเก็ศ」もあります。
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今回紹介したエリアは、MRTサムヨット駅から徒歩でアクセスできますが、センセーブ運河の水上ボートの船着場「Phanfa Bridge」からも徒歩で見てまわることが可能です。タイ旅行に慣れた方で、センセーブ運河の船着場近くに滞在予定、または滞在中の方は、水上ルートでのアクセスも便利でしょう。落ちたら死ぬと言われることもあるセンセーブ運河なので、乗り降りの際は、くれぐれもお気をつけください。
また、タイは、2月27日に夏季入りが宣言されており、例年5月半ばの雨期入りまでたいへん暑いシーズンです。期間中、お出かけの際は、暑さ対策を忘れずにしましょう。センセーブ運河水上ボートや路線バスの交通費は安いですが、3人以上で移動するなら、電車を使うよりメータータクシーのほうが通常は交通費が安く、冷房も効いていますので、タクシーを利用するのもいいと思います。
タイは、新型コロナウイルス感染症対策で発令している緊急事態宣言を5月末まで延長し、まだ以前のように、タイと日本を行き来することは難しい状況ですが、タイ・バンコク在住の方も、旅行者の方も、今後のタイ・バンコク観光旅行の参考にしていただけたらうれしいです。