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香港では2021年2月26日から医療従事者、60歳以上の老人などを優先的に接種を始めていると以前書きました。その後、3月9日より飲食業、公共交通機関、教職員などがさらに優先的に接種ができるようになりました。そして、さらに香港政府は3月15日から接種優先者の対象を一気に拡大しました。この結果、550万人が対象となり接種対象者である16歳以上の人口の80%を超える市民が対象となります。(写真:香港政府新聞処)
香港政府のプレスリリースによりますと、
1:30歳以上(70歳以上の者の介護者2名まで)
2:医療・保健・感染症対策業務
3:老人ホーム・障がい者ケアホームの入居者とスタッフ
4:公共サービスの維持に必要な公務員(環境衛生、ゴミ処理、街頭清掃員、規律部隊、郵便局員など)
5:境界を越える運送業者、出入境関係者(トラック運転手、航空関係者)
6:飲食業・街市・スーパーマーケット・コンビニエンスストア、宅配の配達員
7:公共交通機関(バスとミニバス、鉄道の運転手と駅員)
8:建設業
9:不動産管理(警備員、清掃員、セキュリティ)
10:教職員(幼稚園~大学までの教職員)
11:観光業
12:「預防及控制疾病規例」第599F章で規定された施設の職員(フィットネスジムや美容サロン)
13:16歳以上の海外留学生
14:ドメスティック・ヘルパー(家政婦)
と14のカテゴリーになっていました。
時折クラスターが発生するのですが、基本的には1日あたりの新規感染者が10人台が続いています。ワクチン接種が進んでいる欧米をみると、新規感染者の数字も下がっています。感染者が増える状況下では接種の進み具合が遅れてしまうので、いまのうちに接種が進んでほしいところです。