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昨日2021年3月24日から開幕した本選手権は、本日11時40分(日本時間19時40分)からいよいよ男子ショートプログラムが行われます。
皆さんが楽しみにしている鍵山優真選手、宇野昌磨選手、そして羽生結弦選手が登場します。
ボランティアの業務上、会場に足を運ぶ必要があるため、昨日はいくつかの演技を鑑賞しました。第1日目を終えて感じることは、会場では関係者による拍手や歓声が時折起きるものの、その数や迫力は少なく、やはり静かで寂しく感じます。新型コロナがなければ、日本からも多くのファンがここストックホルムに訪れることができ、さらに会場が盛り上がったであろうことを思うと、とても残念で仕方がありません。それでも皆さんが日本や世界各地において、テレビなどの前から送った声援が選手たちに届いていることを願っています。
そんななか、ボランティア仲間から聞いた心温まる話を届けしたいと思います。
羽生結弦選手といえばくまのプーさんのぬいぐるみでおなじみですが、今回は恒例となっているぬいぐるみなどの大量なプレゼントの投げ込みも見ることができません。その代わりに、いまひそかに話題になっているのが世界中の羽生結弦選手ファンによるストックホルムの子供たちへの寄付やプレゼントです。これまでも大会があると、現地のスケート協会を通じて羽生結弦選手から現地の子供たちのもとへぬいぐるみなどのプレゼントが届けられ、ニュースになってきましたが、今回はファン自らが先手を打っている形となっています。
この活動については、羽生結弦選手および関係者が関わるものではなく、世界中にいるファンのうちのひとりが始めたキャンペーンであり、またこのブログにおいて推奨しているものでもないため、ここでは概要を書くだけに留めます。
なお、詳細については、こちらのブログyuzuru4childrenに記載がありますが、閲覧およびキャンペーンの参加については、自己責任でお願いいたします。
概要としては、寄付の方法が3つあり、①ストックホルムにあるアストリッド・リンドグレーン小児病院への現金寄付、②アストリッド・リンドグレーン小児病院と提携しているTeddy Kompanietでクマのぬいぐるみをオンライン購入し、子供の手に届くようにストックホルム県ヴァレントューナにあるシェルター施設などへ送る、③おもちゃなどのプレゼントを購入し、シェルター施設に直接送る、というのがあります。
実際に寄付を受け取ったアストリッド・リンドグレーン小児病院はアストリッド・リンドグレーン小児病院財団Facebookページで、このキャンペーン活動に感謝する投稿をしています。
リンク上のみならず、リンク外でも多くの人を魅了し、影響力を持つ羽生結弦選手。彼のファンがひとり、またひとりと増える理由がわかります。ここストックホルムでも間違いなく足跡をしっかり残してくれることでしょう。