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ブルガリアでは、ほとんどのヨーロッパ諸国と同じくサマータイムを採用しています。
毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までがサマータイムとされていて、ブルガリアと日本の時差は6時間になりました(冬時間では時差は7時間)。
2021年は3月28日から10月30日までがサマータイムで、10月31日の夜中に切り替わります。
このサマータイムへの切り替え、日本で生まれ育った私にとっては毎年とても不思議な感じがします!
切り替えのタイミングはブルガリアの場合はAM3:00。今年の場合は3月28日AM2:59のあと、電波時計や携帯電話などの時計表示は1時間飛ばして、AM4:00に切り替わります。これでサマータイムへの移行完了です。
朝起きてからは手動で時間を合わせている時計を集めて時刻合わせをする必要があります。
2019年にはEU議会にてサマータイム廃止案が可決され、当時は2年以内にサマータイムを廃止することを目指すと発表されていました。
けれど新型コロナウイルスの影響もあり、EU加盟国内での話し合いが思うように進まずいまだに本当に廃止するのか、廃止する場合には夏時間にするのか冬時間にするのか、などは決まっていない状態です。
サマータイムに切り替わったこの週末、ソフィアは気持ちのいい小春日和。
先週は最高気温も氷点下、大雪に見舞われ1週間雪が町のそこかしこに残っていましたが、金曜から気温が上がり始め、土曜日にはほとんどの雪が溶け、花の蕾もほころび始めました。
花が咲いたり木の芽が芽吹いたりすると、ブルガリア人は3月頭にもらったマルテニッツァを木々に結びつけます。
これもまたブルガリアの春の風物詩。
3月は気温差が激しいブルガリアですが、4月からは一気に気温が上がり最高気温も20度近くなったりします。
またサマータイムが導入されると日の入りが遅くなるので4月の日没はPM8:00頃。
遅い時間まで明るいため、外に出るのが楽しくなり、例年ならば公園やレストランのテラス席がにぎわう季節です。
残念ながら新型コロナウイルスの影響で現在レストランの通常営業は停止中ですが、今回は厳しい外出規制がないため山や公園には多くの人が訪れています。
早く新型コロナウイルスの影響が落ち着き、例年通りにぎやかな夏の夜が訪れるのを願っています。