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いよいよ一般市民へのワクチン接種がはじまったサンフランシスコ。4月上旬の様子

KatieM

KatieM

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2021年4月2日
公開日
2021年4月2日
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カリフォルニア州知事ニューサムが2021年3月26日に会見を開き、4月1日から50歳以上、4月15日から16歳以上のカリフォルニア州住民のワクチン接種を認可することを発表しました。4月上旬のサンフランシスコの様子をレポートします。

ワクチン接種が本格的に開始

4月1日からいよいよサンフランシスコでも一般市民のワクチン接種がはじまります。4月1日時点では50歳以上、4月15日からは16歳以上が対象となり、この日を境に予約を行うことができます。ただ2021年4月上旬の時点では全員に行き渡る量のワクチンの数が確保されておらず、予約を確定するまでにしばらく時間がかかりそうです。

ワクチン接種までの方法

ここからはカリフォルニア州に在住している方に適応するワクチン接種までの方法を簡単に説明します。以前の記事でもお伝えしましたが、州によって大きなガイドラインが定められていても、細かな規定は接種を行う自治体によって変わってきます。

まず最初のステップとして、州が管理するウェブサイト「マイ・ターン」に登録を行いましょう。ここに登録を済ませておくと、自分の層が認可された際にそれぞれの自治体の保健局からメールが届き、予約方法を知らせてくれます。

サンフランシスコの場合は送られてくるワクチン接種専用サイトのリンクが貼られ、ここから予約できる会場のチェックが可能です。ただ、すぐに予約ができるわけではなく「MyChart」と呼ばれる市が管理する予約を行うサイトにレジストする必要があり、認証番号が届くまで時間がかかります。

まだ予約ができない方でも、MyChartへのレジストはあらかじめ行えます。事前にこちらを完了しておくと予約の際にスムーズですよ。加えて、州が管理するMyTurnからも予約が行えます。最初に"Register and check my eligibility"のアイコンを押し、質問に答えると予約可能な会場のチェックが可能です。

カリフォルニア州の感染状況

今週火曜日の時点で、カリフォルニア州は、全体のわずか2.7%が危険度レベルが1番下の紫レベルという状態まで改善し、47%の地域がオレンジ、49%がイエローまで昇格を果たしています。先週1週間の間に、ほとんどの地域がオレンジまたはイエローに移行したことになります。

今週1週間の1日における新規感染者数の平均は「2350人」。今週の州全体の人口10万人当たりの平均感染者数は4.8人・陽性率1.8%・ICUの空き状況30.3%。こちらも先週と比べてほぼ横ばいの状況です。全米規模の平均を見ると徐々に増加が続くなか、カリフォルニア州は減少傾向を維持しています。

最後に

このコラムを書いている4月1日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は3万5129人・死者数471人。先週の3万4889人・死者数455人に比べ、今週の新規感染者数の増加は240人。1日の平均数は34人。先週の38人に比べ今週もほぼ横ばいです。今週の陽性率0.8%・人口10万人当たりの感染者数3.25人とこの数もわずかですが上昇傾向にあります。

変異ウイルスの流行と規制緩和が行われる過程で、全米規模でじわじわと新規感染者の増加が始まったここ数週間。サンフランシスコにも新たな波が来るのか、集団免疫で逃げ切れるのか、引き続きレポートします。

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