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ビスケットだけじゃない?! 故フィリップ殿下とエリザベス女王のウェディングケーキも手がけたマクヴィティ―社

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2021年4月10日
公開日
2021年4月10日
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マクヴィティ―の「ダイジェスティヴ・ビスケット」は、日本でもすっかりおなじみですよね!

そのままお茶請けにするだけでなく、チーズケーキの土台にしたりアイスクリームやチョコと合体させたり……。シンプルなだけに、応用範囲の広さが人気のある理由でしょう。

このビスケットを生んだマクヴィティ―社は、スコットランドのエディンバラで1830年に創業した老舗メーカー。でも「ダイジェスティヴ・ビスケット」が誕生したのは、それから約60年後でした。

当時まだ新人社員だったアレクサンダー・グラントという青年が考案したビスケットで、豊富に使用したベーキングソーダが当時は消化(ダイジェスチョン)を助けると考えられていたため、ダイジェスティヴ(消化によい)ビスケットと名づけられたのです。

そのあとも1925年には「チョコレート・ダイジェスティヴ」、そしてほかにもさまざまなビスケットやケーキを生産するようになりました。

ケーキといえば、昨日惜しくも崩御されたフィリップ殿下とエリザベス女王(当時はまだプリンセス)のウェディングケーキも、この会社が制作を担当。

また2011年にウィリアム王子が結婚式2次会で供したケーキも、同社の「リッチティー」というビスケット1700枚と17kgのチョコレートを使ったケーキだったそうです。

王室との関係も深いマクヴィティ―社は、もちろん女王陛下から王室御用達に指定されています。

現在日本で販売されているのは「ダイジェスティヴ・ビスケット」「シンズ」「二ブルズ」ですが、本国イギリスでは「ホブノブズ」や「ジャファケーキ」など人気製品が多種多様。スーパーで手軽に買えるイギリス土産におすすめです!

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