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2021年4月4日から城巴(City Bus)と新世界第一巴士服務(新巴/NWFB)、新大嶼山巴士(嶼巴/NLB)、九龍巴士(九巴/KWB)はバスの料金を値上げしました。理由は言うまでもなく新型コロナウイルスの感染拡大です。リモートワークなどで乗客が減ったうえに"鎖国"状態で観光客がいなくなった影響で香港国際空港と市内を結ぶバスは9割以上も減少してしまいました。
値上げ幅ですが、城巴と新巴は8.5%して、2022年1月2日からさらに3.2%値上がりしますが、90%以上の乗客にとって値上げ額は1.5香港ドル以下になるとしています。最大手のバス会社であるKMBは8.5%値上げ。ただし、城巴と新巴と重複しないKMB単独路線では5.8%です。ランタオ島を走るNLBは4月4日より平均で9.8%を値上げします。香港政府は全体としては90%以上の乗客は1香港ドルに値上げになるとしています。
一方で鉄道を運営する香港鉄路(MTR)は6月27日から運賃を1.7%引き下げることを発表しました。MTRではインフレなどを加味して乗車料金を決める「可加可減機制(Fare Adjustment Mechanism)という料金体系を2007年から導入しています。これまでは常に値上げしてきましたが、新型コロナウイルスで物価が下がった影響もあり、この運賃システム導入後初めて値下げとなりました。
値上げはうれしいですが、電子マネーの八達通(Octopus)を利用してきた人は2割ほど割引くキャンペーンをしてきましたが、3月いっぱいで終了し、4月から12月までは5%と、割引幅が縮小されます。