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2021年4月22日夜に、フランスのカステックス首相と関係閣僚が記者会見を行い、新型コロナウイルス感染対策、および今後の見通しを述べました。現在の感染状況の見込みでは、5月中にいくつかの制限緩和が実施される予定です。
今年3月末からの全国的な外出制限などの強化により、状況は改善しています。10日ほど前から感染が減少傾向にあり、この1週間で1日の感染者数が17%減少しました。しかしながらイギリス変異株は感染力は高く、昨年11月の外出制限時と比較すると、感染減少までに2倍の時間がかかっているそうです。
4月22日時点での感染者は約3万人。重篤な入院患者は約7600人であり、そのうち新型コロナ感染者は約6000人。ただし病床数は2倍となっています。重症患者の数は数日前から横ばいになっており、政府によると第3波のピークは過ぎ、数日以内に減少していくだろうと見立てています。
政府は2021年5月3日以降に、日中の外出制限を解除できる可能性があると述べています。
5月中旬には商店、いくつかの文化施設、スポーツ施設、テラスなどの再開を目指しています。また制限の緩和は、感染状況次第で地域ごとの対応になることが考えられています。19時以降の夜間外出制限についても5月中旬に解除の有無が判断されます。
▲会見するカステックス首相と関係閣僚
参照:在フランス日本国大使館