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最近は日中の気温が10度前後と、暖かい日が続いていて、ストックホルムでもついに先週末から桜が満開となりました。
場所は、ストックホルムの中心にあるKungsträdgården(クングストレードゴーデン)、王立公園が最も有名な桜の名所となります。
ここには桜並木通りが2本あり、それぞれ30本ずつの桜の木があります。
満開になった桜は、濃いピンク色をした大輪で、花びらは幾重にもなっています。「アーコレード」という種類です。1998年から王立公園にあり、毎年多くの来訪者を楽しませています。
今年2021年は新型コロナの影響もありますが、それでも多くの方が花見に来ています。
例年は、この時期にストックホルム日本人会が主催する桜まつりが開催され、1万人もの来場者でにぎわうのですが、昨年から中止となっています。
桜は、昨年11月が記録的な暖かさだったこともあり、一部が昨年12月から咲き始めていました。雪と桜のコラボレーションが楽しめるのもスウェーデンならではです。今週も一時雪が降ったり、春の嵐に見舞われたりで、すでに桜が散り始めています。
しかしながら、ここ王立公園では長い期間桜を楽しむことができます。その理由は、日当たりの悪さです。すでに満開となっている桜並木は日当たりがいいほうで、もう一方の桜並木は日当たりが悪く、まだまだこれから満開を迎えるところです。
まだまだ海外旅行に出かけられない日が続きますが、来春ストックホルムに訪れることができた際は、ぜひ王立公園へ足を運んでみてください。ちなみに、ストックホルムには1万本もの桜の木があるということなので、ふと上を見上げると、案外簡単に桜が見つかるかもしれません。
また、秋には黄色や橙色の紅葉も楽しむこともできる一石二鳥の桜です。