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今日コロナウイルスのワクチンを打ってきました。本当ならできて間もないワクチンを打つなんて嫌です。それでも今回ばかりは仕方ない……
スペインでは12月末からワクチンの接種がはじまり、医療従事者や教師、高齢者施設職員などはすでに接種済み。高齢者も終わり、いまでは年齢順にまわってきています。州によってはもう40代の人も打ち始めています。
バレンシア州の場合はSMSか電話で接種のお知らせがきます(私は連絡先が登録されているのか心配で、州の保険庁のウェブサイトから連絡先を再登録しました)。3日前に突然連絡がくることもあるそうなのですが、私の場合は5日前でした。受け取ったメッセージには、どこのワクチンか、1回めと2回めの接種日時、会場が書かれています。私はファイザーでした。同じバレンシア州でも最初はアストラゼネカでしたし、その後もモデルナだったりヤンセンだったり、タイミングや場所によって製造元が変わります。
〈接種日5日前に私の携帯に届いた接種のお知らせ。バレンシア語です〉
今日カタルーニャ州の友人に聞いた話では、カタルーニャでは日時と場所を自分で選んで予約するシステムだそうです。カスティーヤ・イ・レオン州の友人には、1回目の接種後に2回目の日時がもらえると聞きました。自治州ごとにシステムはいろいろですね。
私の町の接種会場は市営体育館です。今日少し早めに着くと、入口には列どころかほかに誰もおらず、係の人に検温してもらい中に入りました。最初の受付では保険カードを提示し本人確認。そしてワクチン接種を記録するカードをもらいました。受付票を見ると、3分おきに3人ずつの予約が入っています。つまり1分に1人さばく計算ですね。その次の受付ではごく簡単な問診があり、いよいよ接種。待つことなくすぐに打ってもらえました。看護師さんの腕前なのかチクリとも感じず、本当に打ったの?と思ったほど。会場に着いてからここまで、なんと5分足らずです。スペインとは思えない(失礼!)すばらしいシステムに感心してしまいました。接種後は15分だけ椅子に座って待機。何もなければ会場を出ることができます。
〈ワクチン接種を記録するカード〉
接種後4時間くらい経ってから、上腕部を動かすと筋肉痛のような感覚を覚えるようになりました。接種直後の副作用は人によりけりだそうですね。これから寝て明日の朝起きたらもっと痛むのか、熱が出たりするのか、ちょっと心配です。
こんな感じでスペインでは整然と、そして着々とワクチンの接種が進んでいます。日本ではまだまだのようですね。うまく軌道に乗ったらスムーズに進んでいくことを心から願っています。