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10位から3位にランク入りしたアデレードの住みやすさとは?

さくら 麻美

さくら 麻美

オーストラリア特派員

更新日
2021年6月10日
公開日
2021年6月10日
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★2021年「世界で住みやすい都市」3位に選ばれたアデレード★

先日発表されたEIU(The Economist Intelligence Unit)の調査で、アデレードは世界でもっとも住みやすい都市3位に選ばれました!!

春になると町がジャカランダ一色に、その中でアウトサイドを楽しむ人が増えてきます!(写真は、飲みながら町を探索できるハンドルバーという乗り物です)

アデレード市内探索、そしてビーチまでは、路面電車での移動が便利です

★夏の海!!はコバルトブルーです★

健康・文化・環境・教育すべての総合評価で96.4点を獲得。オークランド(ニュージーランド)・大阪(日本)に続いて3位となりました。

特に、健康と教育は100点のスコアを受けました。

そのアデレードに住んで15年、私自身が感じた「住み心地のよさ」そして、南オーストラリアに住む友人たちから聞く話のなかから、住みやすさの理由を探ってみました。

1. 広大な土地

とにかく広い!アデレードから何百キロ離れていても南オーストラリア州(ちなみに私のいま住んでいるポートリンカーンはアデレードから約600km離れています)

★誰の土地~?★

都市部を離れると、そこが個人の所有か市の土地かわからないほど広い。そんな広大な土地でのんびり放牧されている動物を見ていると、それだけでほっこりしてきます。

ランク入りした州都アデレードからは、アデレードヒルズに広がるワイナリーにも、ビーチへもショートトリップで行けます!地平線から昇る朝陽や沈んでいく夕陽もきれいです。

★ビーチに行くと地平線がきれいに見えます★

2. ワイン用ブドウの生産量がオーストラリア最大

南オーストラリア州の農産業で大きな割合を占めるひとつがワイン。州内には200以上ものワインセラーがあると言われていてバロッサバレー地区クレアバレー地区マクラレンベール地区

などの大きな地域は、地元民だけではなく観光客でもにぎわう場所です。タクシーや小型バスでワイナリーを周るツアー客もよく見かけます。

★町のあちらこちらにはワイン用のブドウ畑が広がります★

★肉料理にはやはり定番の赤ワイン★

3. 住む環境がコンパクト中心部アデレードからは、東西南北に道路が広がっているんですが、ビーチへもヒルズへも距離にして約20kmくらい。気軽さからか、車はもちろん自転車愛好家にも人気で、週末ともなるとサイクリストの姿が。町にあるカフェは、そんなサイクリストでいっぱいになるんですよ。日本のサイクリングのように食べ歩きは期待できません(笑)。それでもカフェでおしゃべりもなかなか楽しいものです。

★カフェタイムを楽しみにサイクリングをする人も多い★

★町のあちらこちらにカフェが、週末になると自転車族でにぎわいます★

4. フェスティバルがいっぱいの州

オーストラリアの中でも、南オーストラリア州は「フェスティバル州」として有名です。現在は、コロナの影響で中止になったり、規模が小さくなったりはしています。そのときの事情に応じながらアウトドアを楽しむ人々の姿が。

★UCIのプロサイクリングレース・ツァーダウンアンダー★

2年に一度行われるソーラーカーレース、スタートは北のダーウィンそしてゴールはここアデレードです。日本を含め世界からソーラーカーが集まります。

そのほかにもOZAsia(アジアの祭典)・アデレードフリンジフェスティバル(アート・音楽フェスティバル)を始めとして、アート・スポーツ・音楽などがあります。ほとんどのフェスティバルが行政と市民のコラボによるもの。

そして、そんなイベントにつきものなのが、ワイン。ここでは、ワインを片手にイベントを楽しむということが常識なんですよ。

3位にランク入りしたアデレード、これから少しずつ見どころを紹介したいと思います!

(photo & txt : Asami)

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