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新型コロナウイルスのデルタ株の影響で、2021年7月5日の新規感染者数746人から、6日には1212人、7日には1275人の新規感染者が出ている韓国ですが、今月には高校3年生のコロナウイルス予防接種が始まるということもあり、現在の韓国のワクチン予防接種状況をお伝えしてみたいと思います。
現在、韓国ではファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ヤンセンの4種類のワクチンが使用されており、一時予防接種が終わっている人の比率は、全国で約30%。完全に終わっている人の割合は約10%ほど(7月8日基準)のようです。
今月7月の第1週には、6月に予約をしていた60~74歳と、6月に予約をしていた30歳未満の医療機関や薬局従事者、警察、消防、海上警察などの職業従事者、介護施設職員、慢性腎臓疾患患者、幼稚園・保育園・小学校1~2年の教師および補助教師などがファイザーワクチンを接種することになっています。
第2週には、7~9月に軍入隊予定者のファイザーの予防接種が行われることになっており、第3週には、今年受験を控えている高校3年生と高校教職員のファイザーによる予防接種が行われる予定です。
第4週には、55~59歳の予防接種が始まり、まだ接種の終わっていない60~74歳をはじめ、幼稚園・保育園・小学校教職員および補助教師、職域接種、自治体接種の予防接種が行われる予定で、幼稚園・保育園・小学校教職員および補助教師はファイザー、あとはモデルナのワクチンが使用されるようです。
来月の8月9日からは、50~54歳のモデルナワクチンの予防接種が始まり、8月中旬にはまだ予防接種が終わっていない高校3年生と大学受験者のファイザーでの予防接種が行われる予定で、8月後半からは40歳以下(19~49歳)の予防接種が開始される予定です。
韓国に生活していて、周辺での感じですが、自分が置かれた立場の影響も大きいのか、早く受けたいという人ともう少し様子を見てから受けたい、またはワクチン接種は危険だと思う人もいて、ワクチン予防接種に対する意見が二分している感じです。
とにかく、早く新型コロナウイルスも普通の風邪やインフルエンザのようになり、このコロナ禍が一日も早く落ち着いてくれるといいなと願うばかりです。