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おすすめの夏のアクティビティ!レンタルカヤックでストックホルムの中心を下から眺める

たってぃ

たってぃ

スウェーデン特派員

更新日
2021年7月25日
公開日
2021年7月25日
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ストックホルムでも今年2021年は夏日が続いています。一時期は気温30度を超える真夏日が続き、湿気はそこまでないものの、やはり暑く、外に出るのも億劫になりました。ただ、家の中にエアコンがない家庭がほとんどなので、家の中に熱がこもり、過ごしにくいです。そんなときには、あえて外でアクティビティをして、夏を楽しく過ごすのもありです。

そこで今回は、いつもとは違った視点でストックホルムを眺めることができるカヤック体験を紹介します。

ストックホルム中心部でカヤックのレンタルをできるところは、6ヵ所程度(Stockholms AdventuresRålis KajakLångholmen KajakKajakkompanietPaddla i PampasPoint 65 Kajak Center(スウェーデン語のみ))あります。それぞれ点在しているので、アクセスのよさや営業時間であったり、どこでカヤックを漕ぎたいのかなど考えて選ぶといいです。

ちなみに、レンタル料金にはパドル、ライフジャケットが含まれていて、どこもぼぼ同額、ひとり乗りが2時間250kr(約3180円)から、2人乗りまたは大人2人+子供1人の3人乗りで2時間500kr(約6360円)からというのが相場となっています。レンタルが不安という方には、ツアーガイドを行っているところもあるので、それを利用するといいかもしれません。

数ある中で、今回選んだのはStockholms Adventuresの2時間レンタルです。その理由は、

・波が穏やかな運河で離着でき、初心者でも安心して楽しめる

・ストックホルム中心に最も近い(ストックホルム中央駅から徒歩約6分とアクセス良好)

・3人乗り用カヤックがある(小学生の子供がいる友人家族とともに参加したため)

・2時間以上だと、飽きる可能性がある

です。結果的には、とてもいい選択でした。

レンタル場所に到着後、予約の確認をして、荷物を置き、貴重品やカメラを持って、裸足になったら、いざスタートです。始める前には、陸上でどうやって漕ぐか、親切ていねいに教えてくれます。そしてジョークを飛ばすおもしろいスタッフです。

いざ始めてみると……

ぜひ皆さんにもその感覚を味わってほしいので、ここには詳しく書きませんが、注意したいことを記します。

まず、ボートや水上バイクが多いので、ゆずり合いの気持ちで楽しみましょう。ただ、波が押し寄せてくることがあります。カヤックは安定しているので安心して乗れますが、水で濡れる可能性が大きいです。そのため、濡れてもよい服装で参加することをおすすめします。また、喉が渇くので、水分補給のためにも飲み物を持参しましょう。そして、トイレにはなかなか行くことができないので、レンタル場所へ行く前にあらかじめ済ませておきましょう。

レンタル場所から、ストックホルム市庁舎やガムラスタンを眺められるところまではおよそ10分程度で着きます。横から、下から眺めることで、あそこにあんなものがあったんだとか、いつもと違った発見があります。陸の人からじろじろ見られたりしますが、それも醍醐味です。また、水面で行き交う人たちとあいさつを交わすのも楽しいです。

レンタル場所を中心に、市庁舎と反対方面の運河沿いにはKarlbergs Slott(カールべリズ スロット)という、いまでは世界で最も古い軍学校として利用されている旧王宮も眺めることができます。

今年の冬にはこの運河も凍結していて、Karlbergs Slottへ反対岸から歩くこともできたので、夏にはカヤックができると思うと、少し不思議な感覚でした。

レンタル後、陸に戻ってくると、しばらくの間はふわふわした浮遊感が抜けませんでしたが、病みつきになるアクティビティです。一年を通して、カヤックはもちろん、凍ればアイススケートも楽しめるストックホルム。ぜひ、観光で何か違うことをやってみたいなと思ったら、全力でカヤックをおすすめします。

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