キーワードで検索
ハロー! ワッキ―まゆみです。
シカゴ夏ですよ~今年は日本の様に湿気が多くて、金属アレルギーのある私はネックレスをしているとじっとり汗で、アレルギーが悪化し首の周りが真っ赤になり、まるで首輪をしているように見えます(泣)
なんとかしなくては……
*
自分の好きなこと、趣味、憧れ、夢など誰もが必ず持っていますよね。そんな物や事を自分の仕事として、日本ではなく、海外で、ここアメリカはシカゴで実現し輝いているすてきなふたりの女性、ちかこさんと仁美さんをインタビューさせていただきました。おふたりの共通点は、仁美さんが務めるサロンの一角に、ちかこさんのアクセサリーが展示販売されている繋がりということでおふたりにいろいろなお話を聞いてみました。
仁美さんの務める美容院にちかこさんの作った作品が展示販売されています。そのサロンでのおふたり、向かって右が仁美さん、左がちかこさん。
・
まず最初に紹介するのは、学生の頃から物作りが大好きで、その延長としてアクセサリーを自分で作り、楽しむことに魅了され、現在ではその作品を販売されているChikako Danczさんです。
・
Profile
Chikako Dancz
日本でアメリカ人の夫と結婚
2007年にご主人の学校でカリフォルニアに住む
2008年にシカゴの学校に転校しダウンタウンに住む
その後シカゴ郊外に引っ越す
2016年長女が生まれ子育てをしつつアクセサリーを作り、現在にいたる
・
ワッキーまゆみ
アクセサリー作りはどういうきっかけでスタートしたんですか?
ちかこさん
始めは趣味の延長で、いろいろ作った物を主人のお母さんや、お姉さんなど身内にプレゼントしていて、そのときもチラッと販売もしていましたが、子供ができて子育てが大変で作るのはちょっと無理ということでお休みしていました。
すてきなご主人とかわいいお嬢さんのスリーショット
・
ワッキ―まゆみ
子育ては、やはりたいへんですよね。それで子育てが少し楽になったということでアクセサリー作りや販売を再開されたんですか?
お嬢さんと一緒にアクセサリーを作る至福の時間
・
ちかこさん
そうですね、少し楽になってきたので、アクセサリー作りを再開したのはここ1年ほどでしょうか。
ワッキーまゆみ
昔から、手先が器用でアクセサリーなど作るのが好きだったんですか?
ちかこさん
そうなんです、アクセサリーとかももちろん作るのが好きですが、小学校の頃からいろいろ物を作っていました。中学校のときは美術部で、絵を描くのも好きでした。いまなら作るときは集中して1日で5、6個は作ったりします。ひらめいたときにはパッとできるんですが、そうでないときはまったく作らないんです。新しい素材やいい物が入ったときは"作りたい!"という気持ちがわいてきていろいろ作れるので、けっこうムラがあると思います。
ワッキーまゆみ
その新しいとかいい素材と言うのはどうやって見つけたり購入したりするんですか?
ちかこさん
だいたいはネットで探して、メールオーダーもするんですけど、量販店とかも行きますが、ちょっと値段が高いので、卸し系のウェブや、個人のハンドメイドの方からまとめて購入しています。
ワッキーまゆみ
作品のひらめきとかアイデアはどんなところからくるんですか?
ちかこさん
何を作ろうとして、素材を買うのではなく、その素材のビジュアル、テクスチャ―から湧き出て作ることがほとんどです。
ワッキーまゆみ
ちかこさんの作品は現在、仁美さんのサロンでのみ購入可能ですか? 実は私もいくつか購入させていただきましたが、石を使った繊細なデザインから、クールな作品や子供でも使えそうなかわいい物とバラエティに富んだ作品がいろいろありますよね。
サロンにて販売している作品の数々
・
ちかこさん
サロンのほかに、ネットショップのEtsyでぼちぼちアップしていますのでそちらでも購入することができます。仁美さんのサロンでは大人用の作品がほとんどですが、子供用のかわいい作品も少しあります。定期的に新作と入れ替えているのでぜひのぞいてみてください。
ワッキーまゆみ
今後はどんな作品を作ってみたいとか、どういう展開にしようなどありますか?
洗練された素敵な作品は透明感、品がありトキメキを感じます。
・
ちかこさん
今後は、いろいろな素材を使ってみたいと思っています。天然石は好きで昔から使ってはいましたが、それにこだわらず自分でパーツを作ったりしたいです。レジンの型も折角購入したのに、まだ使っていないので、それもぜひ活用してみたいです。ほかにも皮作品やメタルワークなど、兎に角自分でいろいろな物を手作りしていきたいです。
ワッキーまゆみ
将来的には何をしたいですか?
ちかこさん
自分の作品にオーダーをいただき、その売上の一部でチャリティーに寄付をするまでに広がればいいなと思っています。社会に貢献と言うか恩返しと言うか、自分でできることをしてゆけたらと思います。
ワッキーまゆみ
最後に皆さんに何かひと言お願いします。
ちかこさん
お客様にはご購入をいただき本当に有難うございます。と言う感謝の気持ちと、お客様が喜んでいただく声を聞くと私自身のモチベーションが上がりますし、皆さんがキラキラ輝くお手伝いができたらとてもうれしいです。作品の販売だけでなく、作品へのリクエスト、修理や、オーダーメイドもできますのでご連絡をお待ちしております。
■SakuraDropStudio
*
次に紹介するのはサロンのブースをレンタルし、皆さんに美のお手伝いを提供している安田仁美さんです。
・
Profile
Hitomi Yasuda
1988年日本で美容師の資格取得
1993年迄広告業界で仕事をする
2013年に渡米シカゴ郊外に住む
2018年に息子が大学入学しサロンスタート、現在に至る
・
ワッキーまゆみ
ヘアサロンを日本ではなく、ここシカゴ郊外でオープンされたきっかけは何ですか?
仁美さん
ひとり息子の大学入学を機に、自分の人生を考えいまできること、したいことは何かと見つめ直したときに出た答えがいまの仕事でした。自分ひとりでペースを崩さずに働けるシステムでブースを借りることができ、とんとん拍子に現実となりました。
お店の前での笑顔がすてきな仁美さん
・
ワッキーまゆみ
どんなお客様がいらっしゃるのですか?
仁美さん
一度来ていただいて、気に入ってくださった方からの口コミや、私のお店のインスタグラムを見てDMを下さる方などいろいろな方にお越しいただいていて、コロナ前は毎月80人から100人のお客様にご来店いただいています。比率で言うと男女は半分半分で、お子様は2割ほどでしょうか。
サロンの一角、このブースで仁美マジックが繰り広げられています
・
ワッキーまゆみ
得意なヘアスタイルや手法、技などはありますか?
仁美さん
私はカットが得意で、特に最近流行っているレザーカットが一番得意です。スタイルは、ショートボブ、ウルフカットもその人に合う切り方で仕上げ定評があります。伸びてからも困らない髪型をモットーにし、その髪型のできあがりではなくもっと先をイメージしてからカットをしています。ほかには、癖毛を生かしたカットをすることによってすてきな仕上がりのヘアスタイルも好評をいただているのがうれしいです。ここに住んでいる方たちだけでなく、例えば日本から旅行でいらした方でもご予約をいただきましたらアメリカでできるハイライトやカラーなどを体験していただくことも可能ですので、旅の思い出にぜひと思います。現在使っている製品は、日本で有名なミルボンや、ホーユーなどでツールも日本製とこだわっています。
ワッキーまゆみ
なるほど、仁美さんの仕事へのていねいさ、情熱、そしてお客様への思いが感じらますね。ほかには、ヘアサロンの仕事をするなかで何か気をつけていることなどありますか?
仁美さん
施術の時間は数分、数時間ですが、その時間のなかで皆さんをすてきに変身させることはもちろん、それ以外にはその貴重な時間を癒やしの場にしたいと思っています。心を打ち解けての楽しい会話でリラックスしていただきたいです。私としてもお客様との会話はコミュニケーションのひとつだと思っていますし、髪の毛以外の情報も提供したり私の人生経験の中で何か力になれることなどもあればうれしいです。特に、駐在でいらしたばかりのお客様や、一緒にいらした家族の方などの不安を少しでも和らげるお手伝いをさせていただけたらと思っています。
取材当日は常連の男性、宮下さんがヘアカットの真っ最中。笑い声が飛び交い楽しい時間が流れていました。
・
ワッキーまゆみ
なるほど、仁美さんのサロンは憩いや息抜きの場、オアシスのようですね。ほかには何かありますか?
仁美さん
私はひとりで仕事を頑張っていますが、ほかにも職種や環境、状況は違えど頑張っている人、働く女性を応援したいと思っていますし、同じ業種の美容師を目指す若い方たちに自分の技術や思いなどを伝えられたらなと常々考えています。お客様においては、私のところに来ていただいて髪型を変えることで感じられる喜びや、満足ゆくサービスを私の体が続く限り提供させていただけるよう頑張りたいと思います。
日本に一時帰国し楽しい時間をすごした仁美さん
・
ワッキーまゆみ
なんだか私も仁美さんにいますぐヘアカットをして欲しくなってきました! さて、最後に何かお伝えしたいことなどありますか?
仁美さん
お店の雰囲気や、お客様の仕上がり、私のちょっとしたプライベートなどがインスタグラムでご覧いただくことができますのでぜひのぞいてみてください。いつでもご連絡をお待ちしております。
・
■Hitomi Cosmetologist
hitomomam@gmail.com
1-847-987-5756
今回のシカゴでがんばる日本人は、すてきな女性ふたりにインタビューすることができました。シカゴに遊びに来たときはぜひ立ち寄ってはいかがですか? 自分の好きなことを仕事にしている人って輝いていますよね。なんだかおふたりからビタミンをいただいたような気分です。ありがとうございました!