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サワディーカー。バンコク2特派員のぴっぴです。海外を訪れたときに定番観光地とはひと味違ったおもしろさがあるのが、現地のスーパーマーケット。その国ならではの品揃えを眺めたり、現地の生活を垣間見たり、おみやげを安く大量に買ったりすることもできるワクワクスポットなのです。
今回はタイ最大手のスーパー「Big C(ビッグシー)」の食料品売り場の様子をお届けします。とある日の私の購入品や個人的なおすすめ商品も紹介しますね。スーパーの雰囲気や食料品のおおまかな相場などがわかるかと思います。それでは行ってみましょう!
1993年にタイ財閥のセントラル・グループにより設立された「BigC(以下、ビッグC)」はタイ国内でもっとも大きなスーパーで、まさにタイ庶民の台所です。バンコク在住の私がよく通っている「ビッグC ラチャダムリ店」はBTSチットロム駅から徒歩5分、スカイウォーク沿いにあってアクセス抜群。
メイン顧客はタイ人でローカル感があり、日系スーパーに比べると比較的リーズナブルで、わが家はもっとも利用頻度が高いです。食料品・雑貨・家電など品揃え豊富でなんでもあります。
それではなかに入ってみましょう。入口ではコロナ感染の拡大を抑えるための検温チェックがあります。食料品売り場は2階です。
ビッグCのカートはビッグサイズのみで夫婦ふたり暮らしのわが家にとっては大きすぎるので、私はいつも赤いカゴをそのままカートに置き、カゴのなかに購入品をポンポン入れています。
店内はかなり広いので、じっくり見てまわるとそれなりの時間がかかると思います。
ちなみにエスカレーターをあがった3階には衣服・生活用品・家電・タイ土産などが売られています。また別記事でこちらのフロアも紹介しますね。
■BigC (ビッグシー) ラチャダムリ店
・住所: 97 11 Ratchadamri Rd, Lumphini, Pathum Wan District, Bangkok 10330
・アクセス: BTSチットロム駅から徒歩5分(スカイウォーク直結)
・駐車場: あり
まずは野菜コーナー。どの商品も全体的にきれいな状態で売られているので、市場で買うのは少し抵抗があるという人でも安心できます。オーガニック野菜はわりと品揃えが豊富で、日本のものにくらべるとかなりお手頃価格です。
バーコードが貼られてない商品は基本的に量り売り。各コーナーに設置されているビニール袋をちぎって野菜や果物を詰め、店員さんに渡しましょう。その場で計量してバーコードを貼ってくれます。
トマトと玉ねぎを4つずつビニール袋に入れて計量してもらいました。量り売りだと色・大きさ・形など自分でじっくりと選べるのがいいですね。
トマト4個が40.75バーツ(約135円)、玉ねぎ4個が31.75バーツ(約105円)。
(※2021年8月時点でのレート換算)
以下、私の購入品です。なんだか生活感があふれてますね (笑)。
写真左上▶レモン1個 17.25バーツ(約57円)
写真左下▶もやし1パック 22バーツ(約73円)
写真右上▶唐辛子詰め合わせ 11.25バーツ(約37円)
写真右下▶レタス1パック 29バーツ(約96円)
写真左上▶小ぶり白菜×3個 25バーツ(約83円)
写真左下▶白ネギ2本 49バーツ(約162円)
写真右上▶小ネギ 25バーツ(約83円)
写真右下▶キュウリ2本 39バーツ(約128円)
続きまして果物コーナー。さすが南国タイ、フレッシュで色鮮やかなフルーツがどっさり陳列されています。こういう風景を見ると「あ~タイに住んでいるんだなぁ~」と実感しますね。
丸ごと、カットフルーツ、果汁100%ジュースなど、売り方はいろいろ。どんな種類のものが陳列されているのか一部紹介します。
写真左上▶ポメロ
写真左下▶ココナッツ
写真右上▶ランブータン
写真右下▶ドリアン
新鮮でジューシーなトロピカルフルーツを安く購入できるのは本当にうれしい! タイ在住者としての特権をいまのうちに最大限に堪能せねばと、日々せっせとフルーツを摂取しています(笑)。この日買ったものはこちら。
写真上▶マンゴー3~4個パック 69バーツ(約228円)
写真左下▶マンゴスチン15個パック 26.25バーツ(約87円)
写真右下▶パイナップル 39バーツ(約129円)
季節によって旬のフルーツが異なるので、スーパーでその移り変わりを感じるのも楽しいですよ♪
お次は肉コーナー。パック詰めと量り売りの2パターンがあります。精肉量り売りでは、豚ロース・豚ひき肉・鶏もも肉などがそのままドーンと置かれています。トングを使ってビニール袋に自分で好きなだけ詰めて計量してもらうのですが、これがまあ安いんです!
ビッグCに品揃えが少ない牛肉や薄切り肉などは日系スーパーで購入していますが、それ以外はできるだけ安く済ませるためビッグCで購入しています。
こちらは海鮮コーナー。いろんな種類の魚が陳列されていて、店員さんに希望を伝えるとさばいてくれます。以前一度だけさばいてもらったのですが、それが骨だらけで若干のトラウマになってしまい、以来ずっと日系スーパーの切り身ばかり購入しています(笑)。でもそろそろリベンジしたいな。
冷凍食品コーナーもかなり広くて品揃えが豊富です。冷凍エビ227バーツ(約745円)を買いました。
冷凍フルーツコーナーには、パッションフルーツのピューレやキウイフルーツの果肉が詰め込まれた巨大なパックなんかがあります。ミックスベリー129バーツ(約422円)を購入。
個人的におすすめしたいのが、タイ中華スイーツ「ブアローイナムキン」。作り方はめちゃくちゃ簡単で、電子レンジで2、3分チンするだけです。ほんのり甘い生姜スープのなかに黒胡麻あんのお団子が4つ浮かんでいて、日本人好みの味で本当においしいので何度もリピートしています。見つけたらぜひ試してみてくださいね♪
写真左▶ブアローイナムキン 46バーツ(約153円)
調味料コーナーには、タイ料理に欠かせないナンプラー・オイスターソース・チリソースなどの調味料がずらり。私のお目当ては「キッコーマンの醤油」だったのですが……普段使っている大きいサイズが見当たらず、小ぶりのボトル158バーツ(約520円)をとりあえずゲット。
パンコーナーはサワードウなどのハード系・バゲット・マフィン・パウンドケーキなど非常にバラエティ豊富です。実はビッグCはフランス系のスーパーで「パンがおいしい」と定評があるんです。私も定期的にここでパンを買いますが、どれもおいしくていまのところ外れたことがありません。
イチ押しは「バタークロワッサン」。私がいつも買っているのは6個入り49バーツ(約162円)で、安くておいしくて最高なんですよ。少しだけ焼くとサクサクふわふわ。在住者のあいだでも大人気です。
パンコーナーでいつも私を誘惑してくるのが「ドーナッツ」。油たっぷりの危険な代物ですが……これが最強にうまいんですよね。この日はつい誘惑に負けて買ってしまいました。
砂糖がたっぷりまぶしてあるツイストドーナッツが1個5バーツ(約17円)、チョコがまぶしてあるドーナツが1個8バーツ(約27円)。自宅で罪悪感を感じながら食べたら、信じられないくらいおいしかった……圧倒的敗北感です。
そのほか、タイの春雨サラダ「ヤムウンセン」を作ってみたくてヤムウンセンの素を買いました。それから在住者に安くておいしいと人気のトマト鯖缶を購入。タイで売られているサバ缶の多くはトマトソースで煮込まれているんです。そのまま食べてもパスタにからめるなどアレンジしても美味。
写真左▶ヤムウンセンの素 38バーツ(約126円)
写真右▶トマトサバ缶 18バーツ(約60円)
タイのソウルフードともいえる麺料理。バミー、センレック、センミー、バラエティ豊富なあらゆる麺が陳列されています。今回はヤムウンセンを作るためのウンセン(春雨)を購入。
写真右▶ウンセン 14バーツ(約47円)
海外でも豆腐やキムチが気軽に手に入るのは助かります。いつも買っている絹豆腐が29バーツ(約95円)、キムチが69バーツ(約225円)。あと欲を言えば納豆も置いてくれるとうれしいなあ。
タイで日本のカップラーメンを買うと高いですが、タイ産のものは安いです。タイの国民食ともいわれるほど不動の人気を誇るインスタントラーメン「MAMA(ママー)」は、タイ人で知らない人はいないほどの大人気ブランド。トムヤムクン味など種類豊富で、ヌードル系だけでなくインスタント雑炊などもあります。
写真右▶「MAMA」トムヤムクン味3個入り 34バーツ(約112円)
スナックやチョコレートなどのお菓子コーナーもこんなに充実しています。しかしチョコレート大好きな私はすぐに誘惑に負けてしまうので、できるだけこの危険領域には足を踏み入れないようにしています……(笑)。
惣菜も種類豊富で、安いわりにかなりおいしい! チャーハンやパッタイ、フィッシュフライ弁当、焼き鳥、パスタなどいろいろあります。私もときどきランチをここで調達しています。
こちらにはドライマンゴーやドライパイナップル、ドリアンチップス、バタフライピーティーなど、タイ定番のおみやげがずらり。安く大量購入できるので、ばらまきみやげを買うのにも最適です。
それではお会計です。以前はレジが混みあうことも多かったようですが、最近はコロナの影響で客足が少なく、私が行くときはいつも空いています。
レジで「ポイントカードはありますか?」と聞かれるので、ある場合は登録している電話番号を打ち込むとポイントが加算されます。タイでは2020年1月より主要小売店でレジ袋配布が廃止されており、ビッグCでもエコバッグを使うようになりました。
タイの大型スーパー「ビッグC」は現地民に愛され、旅行者も楽しめるおすすめスポットです。
「タイの物価は安い」というイメージが強いかもしれませんが、近年バンコクの物価は上昇し続けており、スーパーの食料品の値段について「日本とさほど大きく変わらないのでは……?」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本の食品を買うとどうしても割高になりますし、実際のところわが家では、タイ生活の方が食費は高くついていると思います (汗)。
現在はコロナウイルスが猛威をふるっており自由に旅行ができませんが、事態が落ち着いたらぜひタイにきて、ビッグCを散策してみてくださいね。それではまた次の記事でお会いしましょう!