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先週の記事でお伝えしたように、サンフランシスコはいよいよ明日8月19日からレストランなど屋内での飲食サービスや劇場などでの使用の際にワクチン証明を提示する規則が始まりました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
いよいよワクチン接種証明提示が実施
いよいよ明日から、サンフランシスコでも定められた屋内機関を利用する際に、ワクチン接種証明の提示が必要となります。現在定められているのが、「レストラン・バー・クラブ・ジム・大型屋内イベント」の5つ。
ワクチン接種後でも、少なくとも2週間経っている状態であることが前提で、経営者は8月20日までに、定められたポスターを貼り、すべてのカスタマーに証明の提示を依頼するよう求められています。
山火事シーズンが到来!
昨年の記事も数回お伝えしましたが、今年も漏れなく山火事シーズンがはじまりました。サンフランシスコを含むベイエリアでは、イーストベイによる山火事の影響で、今週は空気汚染が懸念され、屋外でのマスク着用が強く推奨されています。空気汚染に対応するのはN95マスク。屋内ではマスク着用義務、屋外では空気汚染に対するマスク着用の推奨と皮肉な状態が数日続いています。
感染テスト会場が再度オープン
先月から変異型ウイルスの感染率が上昇しているサンフランシスコ、感染が下火になった1月下旬に閉鎖されたテスト会場が再度オープンしました。特に徒歩でも向かえるSoMa会場では、8月18日から、毎日9時から6時までの間に500人ものテストの実施を行なっています。
テスト結果は24~48時間以内に判明し、こちらのサイトから予約を行えます。
サンフランシスコのワクチン接種状況
サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週時点12歳以上で少なくとも1度目のワクチンを接種した割合は85%、2度目のワクチン接種を完了した割合は79%。先週の85%/78%に比べると、2度目のワクチンを終えた率が1%上昇しています。
サンフランシスコでは、ポップアップ接種会場を設置し、ワクチンを打ちたい人ができるだけ簡単に接種ができるように取り組みを行なっています。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州の感染状況ですが、州の統計によると州全体の1日あたりの平均新規感染者数は1万2750人。今週の人口10万人あたりの感染者数は27.4人。人口10万人あたりの死亡者数は0.01人です。
相変わらず感染者数の増加は続いていますが、前回と大きく違うのは死亡者数が比較的安定していること。ワクチン接種の影響により、感染しても重症化するケースが増加を食い止めていることが理由だと考えられます。
最後に
このコラムを書いている2021年8月19日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は4万4,746人・死者数567人。先週の4万3346人・死者数563人に比べ、今週の増加数は1400人。1日の平均数は200人。先週に比べるとわずかですが、感染者数が減少しています。このまま感染を抑えられるのか、来週も引き続きレポートします。